NEWS新着情報

中国でH10N8型、人に初感染 鳥インフル

2013/12/18

【香港=共同】香港の衛生当局は17日、中国江西省で女性(73)が鳥インフルエンザウイルス(H10N8型)に感染し、死亡したことが確認されたと明らかにした。香港ケーブルテレビは、同型ウイルスの人への感染が確認されたのは世界で初めてと伝えた。

 香港の衛生当局が、中国当局から通報を受けた情報として発表した。今春以降、中国本土を中心に感染者が相次いでいるのはH7N9型。

 同テレビは、現段階で人への感染が広がる危険性は低いとの専門家の見方を伝えた。女性と密接に接触した人たちに症状は出ていないとしている。
【日本経済新聞】

中国・広東省―H7N9型鳥インフルエンザに感染した39歳の男性が危篤

2013/12/18

広東省衛生・計画生育委員会は15日、広東省東莞市で39歳の男性がH7N9型鳥インフルエンザに感染していることが確認され、患者は危篤状態だが、53人の密接接触者からは異常が発見されなかったと発表した。
 12月14日、東莞市疾病予防管理センターが男性患者の標本を検査したところ、陽性反応が現れた。さらに12月15日、広東省疾病予防管理センターで再検査したところ同じ結果が出たという。
【日本新華夏株式会社】

中国商務部が2014年度のレアアース製品輸出企業リストと第一陣の輸出割当額を公表-新華網

2013/12/18

【新華網】 商務部の公式サイトは13日に2014年度のタングステン、アンチモン、銀を輸出する国営企業とレアアース、インジウム、モリブデンを輸出する企業のリスト及び第一陣の輸出割当額を公表した。



 レアアースを除いて今回下達した2014年度第一陣の輸出割当額は年度割当額の70%を占める。レアアースの割当額は軽希土類が13314トンで、中重希土類が1796トン。



 商務部によると、2014年第一陣の輸出割当額は各企業の2011年-2013年10月の生産量、輸出量、輸出額を参考にして推計した。



 一部企業に対しては鉱山或いは環境保護などに問題が存在しているために割り当てを遅らせた。商務部は見直しに基づいて別途で処理するとしている。

【日本新華夏株式会社】


中国:広東省深センで「H7N9」まん延か、鶏市場で3例確認

2013/12/16

【中国】広東省衛生庁は11日、深セン市龍崗区の市場2カ所から「H7N9」型鳥インフルエンザのウィルスが検出されたと発表した。市内13カ所で採取したサンプル70件を検査したところ、合計3例の感染が確認されたという。

 2例は南湾街道康橋肉菜市場、1例は横龍市場家禽トウ砧板。今後はヒトに感染するケースが増えると想定し、ウィルスの拡散を防止する対策を強化する方針を示した。

 域内での感染例が相次いだ点を重視し、香港政府は先ごろ、隣接する広東省から活きた鶏を買い付けることを禁じた。香港では今月の2日と6日にそれぞれ1人(合計2人)の「H7N9」感染が報告されている。

 域内での感染初例はインドネシア人家政婦36歳。ウィルスは中国本土から来た可能性が濃厚とみられる。薄扶林道102号の瑪麗医院(Queen Mary Hospital)で入院治療中。11月17日に深セン市まで外出し、現地で購入した鶏1羽を解体して、その料理を食べていた。

 香港2例目の患者は80歳の高齢男性。心臓病などの慢性病を抱えていた。感染が確認される前は、深セン市内の福永人民医院で入院治療を受けていたという。家族に付き添われながら、今月3日になって香港に戻ってきた。その際はまだ、発熱などの症状がみられていなかったとされる。【newsclip.be】

鳥インフル、3カ月ぶりに死者=中国

2013/12/13

【上海時事】中国浙江省は12日、H7N9型鳥インフルエンザの感染者が11月に死亡したことを明らかにした。これで中国本土での死者は46人(死者を含む感染者は141人)となった。中国で鳥インフルで死者が出たのは、8月11日に河北省の女性が亡くなって以来3カ月ぶり。【時事ドットコム】

深センの市場でウイルス検出=鳥インフル拡散の恐れ-中国

2013/12/13

【香港時事】中国広東省衛生計画出産委員会は11日、同省深セン市竜崗区の家禽(かきん)市場で採取した三つのサンプルからH7N9型鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。同委員会は同時に、省内でH7N9型の感染が広がるリスクが極めて高く、いつでも新たな症例が出る可能性があると警告した。
 深センと隣接する恵州、東莞の両市では8月以降、H7N9型の感染者をそれぞれ1人確認。深センと接する香港でも今月に入って、2人の感染が判明した。香港メディアによると、うち1人は竜崗区の隣の宝安区在住。もう1人は竜崗区に行った際、生きた鶏を調理して食べていた。【時事ドットコム】

日本新華夏株式会社

2013/12/13

SRE Minerals社は、北朝鮮のKoreaNaturalResourcesTradingCorporation社と協力協定を締結したと発表した。両社は英領ヴァージン諸島でPacificCenturyRareEarthMineralLimitedを合弁設立した。中国有色網が伝えた。
 合弁会社はチョンジュレアアース鉱床の開発権を取得し、期間は25年、協議下上で更に25年延長できる。チョンジュ鉱床は北朝鮮の首都平壌北東部から約150キロメートル離れるところにあり、世界最大のレアアース鉱床だと見られる。SRE社はまた、レアアース加工工場の設立認可を取得した。
 オーストラリアの鉱業・地質コンサルティング会社HDR社は鉱床の潜在的な埋蔵量は60億トン、レアアース酸化物は2億1620万トンと予測した。うち、ランタン、セリウム、プラセオジムなどの軽レアアースを含み、主にセリウムリン灰石と伴生鉱物だった。2億1620万トンのレアアース酸化物のうち、重レアアースは545万トンと約2.6%を占めた。
 大洋州鉱業冶金学会の会員であるLouisSchurmann博士によると、チョンジュ鉱床は世界最大のレアアース鉱床だという。2億1600万トンの埋蔵量はその価値が数兆ドルに上る。
 SRE社は14年、9万6000メートル(1期)と12万メートル(2期)のボーリングを推進する予定。
【日本新華夏株式会社】

香港で2人目の鳥インフル感染者確認、容体は安定

2013/12/10

[香港 6日 ロイター] -香港の衛生当局は6日、2人目の「H7N9」型鳥インフルエンザウイルス感染者が確認されたと発表した。
感染者は香港に隣接する中国広東省深セン市に住んでいた80歳の男性で、容体は安定しているという。

香港衛生防護センターの梁挺雄総監はウイルスが人から人への感染を引き起こす証拠はないとして、現時点で感染が広範囲に拡大する可能性は低いとの見解を示した。

香港衛生当局は2日、初の「H7N9」型鳥インフルエンザウイルス感染者を確認した。深セン市に旅行したことのある36歳のインドネシア人女性で重症としている。

浙江省でまた鳥インフル=中国

2013/12/10

【上海時事】中国浙江省は6日、同省で30歳の男性が新たにH7N9型鳥インフルエンザに感染していることが5日、確認されたと発表した。男性は同省杭州市内の病院で治療中だが、病状などは不明。
 これで、中国本土の感染者は141人(うち死者45人)となった。10月以降、感染者は浙江省にほぼ集中している

岡崎の幼稚園でインフル学級閉鎖 県内で今季初

2013/12/05

岡崎市保健所は二日、愛隣幼稚園(同市六供町)のひまわり組の園児四人がインフルエンザを発症し、学級閉鎖にしたと発表した。重症者はいないという。ひまわり組は年中児の園児二十三人で、学級閉鎖は二日のみの予定。

 県健康対策課によると、県内の公立、私立の小中学校や高校、幼稚園、保育園の中でインフルエンザによる学級閉鎖は今季初めて。
【中日新聞】

香港初のH7N9型鳥インフルエンザ確認=中国広東省で感染か

2013/12/05

【香港時事】香港政府は2日夜、香港で初めてH7N9型の鳥インフルエンザ感染者が確認されたと発表した。感染者は香港で働く36歳のインドネシア人家政婦で、重体という。
 感染者は11月17日、香港と隣接する中国広東省深セン市に行き、生きた鶏を調理して食べた。その後、香港に戻ってから、せきなどの症状が出て入院していた。香港の衛生当局は、深センで感染したとみている。

浙江省で鳥インフル=中国

2013/12/04

【上海時事】中国浙江省は11月28日、同省で57歳の男性が新たにH7N9型鳥インフルエンザに感染していることが確認されたと明らかにした。国営新華社通信のニュースサイト新華網が伝えた。これで中国本土の感染者は140人(うち死者45人)となった。

H6N1型鳥インフル、人へ感染確認 台湾、流行警戒

2013/11/19

 H6N1型の鳥インフルエンザの感染者が初めて、台湾で見つかった。患者はタミフルによる治療で回復したが、ウイルスの遺伝子の一部が人に感染しやすいよう変化していた。一方、今春に中国本土で流行し、45人の死者が出たH7N9型の感染者4人が10月以降、確認された。専門家は再流行への警戒を呼びかけている。

 台湾疾病対策センターなどのチームによると、H6N1型に感染したのは総菜屋の事務職の女性(20)。今年5月に高熱や息苦しさを訴え、入院。のどの液を分析し、H6N1型の感染がわかった。これまでこの型の人への感染は確認されていなかった。

 この型は台湾の鶏で15年以上流行しているが、女性は鶏との接触はなかった。女性から分離されたウイルスの遺伝子は、人に感染しやすく変化し、マウスで重症化する変異もあった。ただし、人で重症化するかは不明だ。

【朝日新聞】大岩ゆり

H7N9型鳥インフル用ワクチン、初期治験は「画期的な結果」

2013/11/19

[ニューヨーク 13日 ロイター] -鳥インフルエンザ「H7N9型」のワクチン開発に向けた初期臨床試験(治験)の結果、実験用ワクチンを投与された治験者の多くが抗体を作り出したことが、医学雑誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」(電子版)で13日発表された。
バイオ製薬企業の米ノババックスによる治験はオーストラリアで284人を対象に実施。その結果、一部の被験者はワクチン接種を受けた部分の周辺が赤くなり痛みを感じたが、免疫増強剤が入ったワクチンを受けた被験者の大半は、健康への悪影響は確認されなかった。接種によりウイルスを攻撃するための抗体などが免疫システムに作られたという。

ノババックスのルイス・フライ氏は、ワクチン開発にかかる期間について、「1カ月で製造が可能で、4カ月で治験が開始できる」と説明している。

生物医学先端研究開発庁(BARDA)のディレクター、ロビン・ロビンソン氏は結果について「極めて予備段階の結果ではあるが、(鳥インフルの)流行に対するワクチンが初めて開発される可能性がある」と指摘。これまで開発を試みたワクチンが失敗していることから、今回の成果は「画期的だ」と述べた。

世界保健機関(WHO)によると、今年に入り中国などでH7N9型の感染が3─4月にピークを迎え、年初から10月までの死者は45人。8─9月は感染報告はなかったが10月に4人の感染が確認され、専門家らはインフルエンザ流行の時期にH7N9型の感染も拡大することを懸念している。

H7N9型鳥インフルの死亡率は約30%とされている。

鳥インフルで男性死亡、3歳児重体 カンボジア

2013/11/18

【11月15日AFP】カンボジアで、鳥インフルエンザに感染した29歳の男性が死亡し、3歳の男児が重体になっていることが、世界保健機関(World Health Organization、WHO)と同国保健省の14日の発表で分かった。

 WHOとカンボジア保健省が出した共同声明によると、男性は同国西部のタイとの国境付近にあるパイリン(Pailin)市の病院に高熱のため入院した後、11月初旬に死亡した。また、重体の3歳の男児は、南部コンポンスプー(Kampong Speu)州の市場から家禽類を運んだ後、11月5日に発病。調査の結果、男児が運んだニワトリやアヒルは、およそ3週間前から病気になったり死んだりしていたことが分かったという。

 カンボジアにおけるH5N1型鳥インフルエンザの2013年の報告数は、現在までで26件。今年の流行では、鳥インフルの感染が広まり始めた2003年以降で最も多くの死者を出しており、政府は感染拡大の防止に努めている。

 モム・ブンヘーン(Mam Bunheng)保健相は、病気だったり死んだりした家禽類に子供を近づけないよう保護者らに呼びかけ、鳥インフルエンザは現在もカンボジア国民にとって「重大な脅威」だと述べた。(c)AFP

中東呼吸器症候群コロナウイルスの死者 66人に

2013/11/18

世界保健機関の発表によると、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の感染で新たに2人が死亡し、死者は合わせて66人になった。
新たな犠牲者の1人は、アラブ首長国連邦に滞在していたオマーン人の男性。男性は10月1日に発症し、2日後に病院に搬送され、11月10日に死亡した。

コロナウイルスに効く薬品なし

オマーンはその前、初めてコロナウイルスに感染したオマーン人の男性1人が死亡したと世界保健機関に伝えた。新華社通信が伝えた。  カタールも世界保健機関に、新たな感染者が発生したと伝えた。61歳の男性が11月4に発症し、7日に入院した。世界保健機関によると、この男性は現在、重体だという。
Gazeta.ru より

【The Voic of Russia】


H7N9型鳥インフルエンザが新たなステージへ

2013/11/18

今年初めから春にかけて感染者が続出し、夏までに小康状態となったH7N9型の鳥インフルエンザですが、先月から相次いで感染が確認されるようになってきました。15日には浙江省紹興市の35歳の男性、23日には同じく浙江省の嘉興市67歳の男性、そして今月5日には広東省東莞市の3歳の男児が報告されています。これで中国本土でのH7N9型感染者は138人について確認されたことになり、うち45人が死亡しています。
もちろん、ここで決して致死率を 45÷138=32.6% としてはなりません。なぜなら、中国では医療機関を受診しないと感染の確認は行われておらず、つまり母数には「受診するぐらい症状が重かった人」か「健康保険を有しているか、受診できるだけの財力のある人」という条件がつくからです。これまで中国政府は住民全体に対して感染の有無を確認するサーベイランスは実施しておらず、どの程度、医療機関を訪れていない軽症者もしくは貧困者がいるか明らかではないのです。
また、今回3人とも男性の報告だったということも注目したいと思います。季節性インフルエンザでも、新型インフルエンザでも、男児と高齢男性において受診行動が活発という傾向が我が国でも認められますが(図1、2)、それにしても今回の中国からの報告では男性が多すぎるのです。たとえば最も多くの症例数(111例)をまとめた論文(Gao H-N, et al.: N EnglJ Med 2013; 368: 130522140047004.)をみても、その68.5%もが男性に偏っていました。その背景には、中国農村部では女性は(貧困などの理由で)医療機関を受診できていないことがあるんじゃないかと私は考えています。いずれにせよ、このアンバランスはバイアスが存在することを示唆しているでしょう。
そんななか、これに関連して注目すべきニュースがありました。それは、中国の国家衛生・計画生育委員会が今月4日、H7N9型を国の法定伝染病に指定するとともに、隔離は実施しないという方針を固めたというものです。
中国の法定伝染病は甲類、乙類、丙類の3種類に分かれています。甲類は隔離入院が必要とされる伝染病で、ペストとコレラの2疾病のみ。そして、今回H7N9型が指定されたのは乙類伝染病で、指針どおりに治療すべきことが定められていますが、隔離入院は原則として実施されなくなります。
浙江省で2人の男性について感染を確認した後ですから、少なくとも沈静化したから対策を緩めたわけではないはずですね。おそらく、実態として広範に発生していることを認めた結果だと私は思います。
これでH7N9型は新たなステージに入りました。つまり、アウトブレイクを許容するというステージです。これから季節性インフルエンザのシーズンを東アジアは迎えます。夏に小康状態となっていたウイルスも活発になり、季節性インフルエンザとの共感染によるヒト型への変異も起こりやすくなります。
ひとつ気がかりなのが、日本におけるH7N9型への体制が指定感染症のままであり、つまり封じ込めの姿勢をとり続けているということです。発生源である中国が隔離入院をやめたのであれば、それは封じ込めをあきらめたということであり、その下流にある日本が感染者について入院措置をとる意味はほとんどなくなりました。H1N1pdmのときのように、病原性や治療法を確認したり、検査法を開発するための時間稼ぎも不要な状況です。
実際に流行が始まったときには、有症者の自宅療養や濃厚接触者の外出自粛といった要請は徹底してゆく必要はあります。しかし、早めに指定解除(もしくは指定のままでも入院措置をとらないという決断)をしておかないと、医療機関が旅行者の隔離という徒労に追われ、その接触者の追跡に保健所が奔走することになりかねません。
まあ、ここは余談なんですが、中国人を隔離するのってホント大変なことが多いんですよ。言葉も通じませんし・・・ もちろん、熱が出たと受診してみたら、そのまま異国で隔離される不安も計り知れませんよね。その意義があるなら現場だって頑張りますが、目的が不明確なまま、ただやらされるのだけは避けてほしいと思います。
もちろん、このH7N9型が新型インフルエンザに移行するかどうかは、誰にも分かりません(可能性は限定的です)。ただ、ウイルスの病原性や感染力、そして周辺諸国の動向に注意を払いながら、迅速に体制を切り替えてゆくことの大切さを2009年に私たちは学んだはずです。中国政府の迅速な動きに日本も遅れないよう、現場からも議論を高めてゆきたいと思います。
そんななか、これに関連して注目すべきニュースがありました。それは、中国の国家衛生・計画生育委員会が今月4日、H7N9型を国の法定伝染病に指定するとともに、隔離は実施しないという方針を固めたというものです。
中国の法定伝染病は甲類、乙類、丙類の3種類に分かれています。甲類は隔離入院が必要とされる伝染病で、ペストとコレラの2疾病のみ。そして、今回H7N9型が指定されたのは乙類伝染病で、指針どおりに治療すべきことが定められていますが、隔離入院は原則として実施されなくなります。
浙江省で2人の男性について感染を確認した後ですから、少なくとも沈静化したから対策を緩めたわけではないはずですね。おそらく、実態として広範に発生していることを認めた結果だと私は思います。
これでH7N9型は新たなステージに入りました。つまり、アウトブレイクを許容するというステージです。これから季節性インフルエンザのシーズンを東アジアは迎えます。夏に小康状態となっていたウイルスも活発になり、季節性インフルエンザとの共感染によるヒト型への変異も起こりやすくなります。
ひとつ気がかりなのが、日本におけるH7N9型への体制が指定感染症のままであり、つまり封じ込めの姿勢をとり続けているということです。発生源である中国が隔離入院をやめたのであれば、それは封じ込めをあきらめたということであり、その下流にある日本が感染者について入院措置をとる意味はほとんどなくなりました。H1N1pdmのときのように、病原性や治療法を確認したり、検査法を開発するための時間稼ぎも不要な状況です。
実際に流行が始まったときには、有症者の自宅療養や濃厚接触者の外出自粛といった要請は徹底してゆく必要はあります。しかし、早めに指定解除(もしくは指定のままでも入院措置をとらないという決断)をしておかないと、医療機関が旅行者の隔離という徒労に追われ、その接触者の追跡に保健所が奔走することになりかねません。
まあ、ここは余談なんですが、中国人を隔離するのってホント大変なことが多いんですよ。言葉も通じませんし・・・ もちろん、熱が出たと受診してみたら、そのまま異国で隔離される不安も計り知れませんよね。その意義があるなら現場だって頑張りますが、目的が不明確なまま、ただやらされるのだけは避けてほしいと思います。
もちろん、このH7N9型が新型インフルエンザに移行するかどうかは、誰にも分かりません(可能性は限定的です)。ただ、ウイルスの病原性や感染力、そして周辺諸国の動向に注意を払いながら、迅速に体制を切り替えてゆくことの大切さを2009年に私たちは学んだはずです。中国政府の迅速な動きに日本も遅れないよう、現場からも議論を高めてゆきたいと思います。
【apital 高山義浩】

天安門、旗振って突っ込む? 党の「聖地」に衝撃

2013/10/29

中国・北京の天安門前で28日に起きた車突入・炎上事故は、故意によるものとの見方が強まっている。中国では、政治や社会への不満を背景にした市民の自爆事件が続く。事故は市民だけでなく、習近平(シーチンピン)指導部にも緊張を与えている。

 事故後、現場付近の歩道は封鎖され、天安門広場への立ち入りも禁止された。現場に向かった記者が立ち入り禁止区域の外側からカメラを構えると、武装警察官が「撮るな」「カメラをカバンにしまえ」と怒鳴りながら駆け寄ってきた。

 事故時に現場にいたという40代の旅行会社員は「車内から黒い旗を振りながら車が突っ込んできた」と話した。旗には少数民族の使うような文字が書かれていたとの目撃情報もある。


【朝日新聞】

北京の大気汚染悪化「極めて有害」に 外出控えるよう呼びかけ

2013/10/28

中国北京市周辺で、27日夜から28日にかけ、大気汚染が悪化した。信頼性が高いとされる米大使館サイトによると、28日未明に微小粒子状物質「PM2・5」濃度が「極めて有害」相当の1立方メートル当たり400マイクログラムとなった。

 28日午前8時現在は319マイクログラム。地元メディアによると、北京上空の風が弱く、汚染物質が拡散しにくくなっている。

 気象当局は、市民にできるだけ外出を控えるよう呼び掛けた。


【共同通信】

中国でまた鳥インフル感染、浙江省の67歳男性

2013/10/25

中国当局は23日、「H7N9型」鳥インフルエンザの感染者を新たに1人確認したと発表した。10月はこれで2例目の感染となる。

新華社が当局者の話として伝えたところによると、今回感染が確認されたのは、浙江省嘉興市に住む農民の男性(67)。同省では、中国国内で最も多くのH7N9型鳥インフルへの感染が報告されている。

H7N9型は今年に入って初めて人への感染が確認された。中国当局などによると、すでに136人以上の感染が確認され、うち45人が死亡している。

【Reuters】