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H7N9型、福建省で感染者…127人目

2015/04/10

中国で広がる鳥インフルエンザ(H7N9型)感染で、福建省政府は30日、同省福州市の58歳男性の感染を確認したと発表した。中国本土の感染者は127人、うち死者は24人となった。

 発表によると、男性は運送業に従事し、28日にせきと発熱で入院した。重症という。

【読売新聞】

鳥インフル、死者24人に=上海で13人目―中国

2015/04/10

中国上海市政府は29日、H7N9型鳥インフルエンザへの感染が17日に確認されていた男性(89)が29日午前、死亡したと発表した。上海では13人目、中国では24人目の死者となった。
 一方、上海では29日も新たな感染者は報告されなかった。「ゼロ」報告は21日以降9日連続。これまでの中国本土の感染者は上海、北京の2市と8省の126人。これ以外に台湾でも感染者1人が確認されている。 

【時事通信】

<鳥インフル>4歳児、父から感染か 「家庭内」疑い3例目

2013/04/29

中国山東省の衛生当局は28日夜、同省で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染が初めて確認された棗荘(そうそう)市の男性(36)の息子(4)も感染を確認したと発表した。家族内で複数の感染者が確認されたのは上海市の2例に続き3例目。世界で初めてヒトへの感染が上海市で確認されてから30日で1カ月。衛生当局は感染経路を調べているが、「現段階ではヒトからヒトへの感染を示す証拠はない」と強調している。

 上海市で29日、感染者1人が死亡し、中国本土での感染者は2市8省で計126人、うち死者は24人となった。ほかに台湾で1人の感染が確認されている。

 山東省の衛生当局によると、男児は27日に発熱症状が出た。病状は安定している。父親は14日ごろに発熱やせきの症状が出て、23日に感染が確認され、重体となっている。

 家族内で複数の感染者が出たケースについて、中国疾病対策センターは「限定的なヒトからヒトへの感染」の可能性があることは認めている。ただ、現状では感染者が数百、数千人単位で増えているわけではなく、パンデミック(大流行)につながる予兆はない。一方で、同センターなどの専門家を率いる李蘭娟(り・らんえん)氏は26日、「変異が起きてヒトからヒトへの感染を容易にする可能性がある」との見方を示し、ウイルスの遺伝子の変異によって感染が拡大することに警戒感を示した。

 新華社通信によると、広東省東莞(とうかん)市の市場で27日、H7N9型に感染した疑いのあるニワトリが見つかり、市当局は市場で売られていた約10万羽の鳥類を殺処分した。広東省の衛生当局は、省内では感染者は見つかっていないとしている。

【毎日新聞】

中国の鳥インフル、依然として感染拡大…福建・湖南・江西など

2013/04/28

湖南省衛生庁は27日、同省でH7N9型鳥インフルエンザの発症者が「初めて確認された」と発表した。それとは別に江西省で発生した患者1人が同省内で治療を受けている。江西省衛生庁も25日と26日に、H7N9型鳥インフルエンザの患者発生が確認されたと発表した。中国新聞社が報じた。中国中央政府は24日をもって、それまで毎日行っていた同インフルエンザの全国における感染者など発生状況の報告を停止したが、それ以降も福建省、湖南省、江西省で患者が発生するなど、感染は徐々にではあるが広がっている。

 福建省では26日に65歳男性の感染が確認された。湖南省では同省住人の64歳女性と、江西省住人で同省内で治療を受けている54歳男性の感染が確認された。江西省衛生庁はそれとは別に25日と26日、同省で感染者1人ずつ、計2人が確認されたと発表した。いずれも重篤(じゅうとく)な状態という。

 中国中央政府・衛生と計画出産委員会は新たな感染者確認がなかった24日、「関連する規則にもとづく」として、それまで毎日夜行っていたH7N9型鳥インフルエンザの新たな感染者・死者数と、それまでの累計の感染者・死者数の発表を、「週1回にする」と表明した。但しその後は再び、感染者や患者が毎日増える状態になった。24日以前に患者が発生していた江蘇省、浙江省でも患者が増えている。

 各地行政の衛生部門は所管地域において感染者発生が確認されるたびに患者の居住地や性別、年齢、病状と治療状況を発表しているが、中央政府の発表がないため、全国における感染拡大のようすは分かりにくくなっている。仕事などの関係で省をまたいで活動している人が感染する場合があることも、省別の発表では全国における感染者の発生数を分かりにくくする一因となっている。

 中国新聞社のまとめによると、27日までに中国大陸部でH7N9型鳥インフルエンザへの感染が確認された人は120人で、台湾では1人の感染が確認された。死者はすべて大陸部住人で23人。省別の感染者発生状況は以下の通り。

 北京市…発症1人、死亡0人
 上海市…発症33人、死亡12人
 江蘇省…発症27人、死亡4人
 浙江省…発症45人、死亡6人
 安徽省…発症4人、死亡1人
 山東省…発症1人、死亡0人
 河南省…発症4人、死亡0人
 江西省…発症2人、死亡0人
 湖南省…発症1人、死亡0人
 福建省…発症1人、死亡0人
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 台湾…発症1人、死亡0人


【SERCH CHINA】

鳥インフル、江西省にも拡大=感染113人に―中国

2013/04/26

中国江西省政府は25日、南昌市の男性(69)がH7N9型鳥インフルエンザに感染していることを確認したと発表した。同省での感染確認は初めて。同日には浙江省で2人、河南省で1人の感染も新たに確認されており、中国本土の感染者は113人(うち23人死亡)に拡大した。これ以外に24日には台湾で初めてとなる感染者1人が確認されている。

【時事通信】

鳥インフル死者23人に=感染情報の毎日公表中止-中国衛生委

2013/04/25

中国国家衛生計画出産委員会は24日、H7N9型鳥インフルエンザへの感染による死者が前日より1人増え23人になったと発表した。2市5省の内訳で江蘇省の死者が1人増え4人になった。新たな感染者報告はなく、国内の感染者は109人のまま。
 同委員会はまた、これまで毎日行っていた感染情報の発表を24日以降、週ごととする方針を示した。「突発公共衛生事件の情報開示に関する規定」を根拠に挙げたものの、中国当局との合同調査結果を発表した世界保健機関(WHO)が24日に透明性のある情報公開の継続を求めたばかり。中国の地方政府がこの方針に追随し、情報公開の頻度を減らすかは不明だが、終息のめどが立たない中での変更は批判を呼びそうだ。
 一方、中国農業省は24日、河南省の周口、開封両市と浙江省金華市の農産物市場で採取した鶏など3サンプルからH7N9型ウイルスを検出したと発表した。

【時事通信】

江西省でも疑い例=鳥インフル、感染110人に―中国

2013/04/25

中国江西省南昌市の病院に入院した男性(69)が24日、H7N9型鳥インフルエンザに感染した疑いがあると診断された。同省では初の疑い例。感染が確定すれば中国本土での感染確認は8地域に拡大する。
 また、河南省政府は25日、重体となっている鄭州市の男性(56)が感染していることを新たに確認したと発表。中国本土の感染者はこれで、上海、北京、江蘇、浙江、安徽、河南、山東の2市5省の110人(うち23人死亡)になった。これ以外に24日には台湾でも初めて、感染者1人が確認されている。

【新華社電】

<鳥インフル>H7N9型、台湾で初の人感染確認 中国本土で仕事の男性

2013/04/25

台湾の衛生管理当局は24日、域内で初めて、鳥インフルエンザH7N9型の人への感染が確認されたと発表した。患者は専門病院で治療を受けている。

患者は53歳の男性で、仕事のため3月28日から4月9日に中国本土の江蘇省蘇州市に滞在。4月9日に上海を経由して台湾に戻り、12日に発熱や汗、倦怠感などの症状が出て16日には高熱となったため医師の診察を受け、入院した。19日になって病状が悪化したため、20日に医学センターに運ばれた。この間、男性は検査を2回受け、H7N9型陰性の結果が出たが、24日午前にRT-PCR検査を受けると陽性だった。同日午後の遺伝子検査により、H7N9型感染が確認された。

男性は蘇州で家禽や鳥類に接触したことはなく、十分に加熱されていない家禽類の肉、卵を食べたこともないという。

男性と接触した人は計139人で、このうち3人が濃厚接触者、26人が一般接触者。また110人が病院関係者だ。病院関係者のうち3人は呼吸系症状を訴えた。これまでに全ての接触者がモニタリングの対象となっており、発熱や咳などインフルエンザの症状が出れば、すぐ病院で治療を受けることになっている。

【新華網】

鳥インフル、山東省初の感染者…2市5省に拡大

2013/04/24

中国で拡大する鳥インフルエンザ(H7N9型)感染で、山東省政府は23日、棗荘市の36歳男性の感染を確認したと発表した。

 同省では初の感染者。これで感染範囲は上海、北京両市と江蘇、浙江、安徽、河南、山東の2市5省に拡大した。

 また、同日新たに安徽省で91歳男性、浙江省杭州市で84歳と62歳の男性計3人の感染を確認。17日に感染が確認された同市の86歳男性は死亡した。中国全土の感染者は計109人、うち死者は22人となった。

 発表によると、山東省で感染が確認された男性は建材の卸売りに従事。同省政府が22日、感染の疑いがあると発表し、詳細な検査を行っていた。


【読売新聞】

中国の鳥インフルエンザ、死者20人に=WHO

2013/04/22

世界保健機関(WHO)は21日、鳥インフルエンザ「H7N9型」の感染者が新たに2人死亡し、死亡者数が計20人になったことを明らかにした。中国当局は新たに6人の感染者をWHOに報告しており、感染者数は死者数を含め計102人に達した。このうち70人は入院中、12人は退院した。

新たな感染者6人のうち5人は浙江省、1人は上海で確認された。

WHOは声明で「感染源が特定されるまで、中国ではヒトへの感染が今後も増えるだろう」との見解を示した。

WHO中国事務所のオリアリー代表は19日、調査した患者の半分が、感染源として最も有力な鳥類と接触していないことを示すデータを公表した。その上で、ヒトからヒトへの感染はまれとみられるとの見解を示した。

中国は「H7N9型」のヒトへの最初の感染を3月下旬に発表した。

【REUTERS】

鳥インフル、死者18人に=感染5人増え97人―中国

2013/04/21

中国浙江省政府は20日、H7N9型鳥インフルエンザへの感染が18日確認された杭州市の男性(69)が19日夜死亡したと発表した。これで中国の死者は18人になった。
 20日には、杭州市で56歳と37歳の男性、35歳の女性の3人の感染を新たに確認。上海市では75歳の女性、江蘇省南京市でも43歳の男性の感染が確認され、国内の感染者は97人に増えた。杭州の3人は重症、南京の男性は重体。

【時事通信】

北京市民の環境意識低下、「PM2.5知らない」8割―中国

2013/04/21

北京環境保護宣伝センターがこのほど発表した「第9回公衆環境意識調査報告」によると、環境問題に対する北京市民の意識は2009年にピークに達した後、2012年まで年々低下している。一方、環境保護を意識した市民の実際的行動は小幅ながら増加している。環境問題のうち市民が最も関心を寄せているのは、水・大気・衛生に関する問題だが、「PM2.5という言葉を聞いたことがある」と答えた市民はわずか24.2%だった。


■環境問題に対する意識が年々低下


北京市環境保護宣伝センターは第三者機関である零点研究諮詢集団に委託し、公共環境に関する市民の意識調査を毎年実施している。


環境に対する北京市民の意識を点数化したものを見ると、2007年以降、100点満点で70点から75点の間が続いている。6年間のうち、2009年に75.9点とピークに達した後年々低下し、2011年は72.2点、2012年は71.6点だった。


気候変動、省エネ、ゴミ処理、環境汚染事件などと比べ、大気の質(87.5%)、環境衛生(62.9%)、水環境(67.5%)により高い関心が集まった。


大気の質、水環境、ゴミ処理という3大問題に対する市民の関心は2011年より高まった。なかでも、2011年に34.5%だったゴミ処理問題への関心度は45.9%にまで上昇した。


■「大気の質」への関心高まる


あらゆる環境問題のうち、大気の質に対する関心度が最も高く、2010年・2011年と比べ約14ポイント上昇した。


一方、最近世間をにぎわせている「PM2.5」については、回答者の認知度は低いことが明らかになった。「PM2.5という言葉を耳にしたことがある」と答えた市民はわずか24.2%、しかも、その人たちの中でPM2.5が大気汚染と関係がある用語であることを知らなかった人は半数以上に達した。


環境情報の公開に携わる公衆環境研究センターの馬軍(マー・ジュン)主任は「PM2.5という言葉を知っている北京市民の割合は24.2%にとどまっているが、北京の総人口が2000万人であることを考えれば、この言葉を知っている人は実際かなり多数に上る」と指摘。「2009年当時、環境問題に対する市民の意識はかなり高かったが、PM2.5という言葉を知っている人は極めて少なかったに違いない。しかし、その後2年間で環境を取りまく状況に巨大な変化が生じた。PM2.5はごく最近クローズアップされ始めた目新しい事象であり、それを知るようになった人はこの2年間で大幅に増加したことは確実だ」と語った。


馬主任はまた、PM2.5の危害、定義、予防などの具体的知識を市民に普及する業務を今後さらに強化する必要性も強調した。

【新京報】

死者180人、負傷者1万1千人超す…四川地震

2013/04/21

中国国営新華社通信が四川省政府の発表として伝えたところによると、同省雅安市蘆山で20日朝に発生したマグニチュード(M)7・0の地震の死者は、21日午前11時半(日本時間同日午後零時半)時点で180人に上った。

 行方不明者は24人、負傷者は1万1492人。

 中国中央テレビなどにでよると、軍や医療関係者らで構成する国家地震災害緊急救援隊が21日になり、捜索犬を伴って被災地入りした。

【読売新聞】

鳥インフル、感染88人に=上海などで新たに5人―中国

2013/04/19

中国でのH7N9型鳥インフルエンザの感染者は18日、浙江省で2人、上海市、江蘇省、河南省で各1人の計5人の感染が新たに確認され、計88人(うち死者17人)となった。

【時事通信】

イギリス東部の養鶏場で鳥インフルエンザ流行

2013/04/19

英国環境・食料・農村地域省は17日、「イングランド東部の養鶏場で鳥インフルエンザの流行が確認されが、検査の結果ではウイルスは病原性の高いH5型、H7亜型ではなかった」と発表した。

同省は同日に公報を発表し、「公衆の健康にもたらす危険は少ないが、予防措置として、疫病が発生した養鶏場を閉鎖した。今後、詳しい調査を行う」と説明。家禽に感染疑いの症状があれば、すぐに当局に報告するよう養鶏業者に呼びかけた。

感染が発生した養鶏場は英サフォーク州にあり、欧州最大のシチメンチョウ生産企業であるバーナード・マシューズが保有。一部の家禽にこのほど感染症状が出た。当局の検査で、これらの家禽から鳥インフルエンザウイルスを検出した。

バーナード・マシューズが保有するシチメンチョウ飼育場では2007年にH5N1型の鳥インフルエンザの感染が確認され、約16万羽のシチメンチョウを殺処分した。

【新華社】

鳥インフル「限定的な人から人へ」も…中国当局

2013/04/18

中国で拡大中の鳥インフルエンザ(H7N9型)感染問題で、中国疾病予防コントロールセンターの馮子健主任は17日、上海市などで「限定的な人から人への感染」が起きている疑いがあるとの見方を示した。

馮主任は、大流行を引き起こす恐れのある一般的な人から人の感染については「今のところ、それを示す根拠はない」とした。世界保健機関(WHO)は、ウイルスに変異がなくても「家族間など濃厚な接触がある条件下では、限定的な感染を起こすことができる」との見解を示している。

 香港の人権団体・中国人権民主化運動ニュースセンターは17日、上海市の衛生当局者の話として同型インフルエンザに感染して3月4日に死亡した87歳男性とほぼ同時期に肺炎症状を起こし同市第5人民病院に入院していた息子2人にも感染が確認されたと伝えた。


【読売新聞】

中国で発生している鳥インフルエンザA(H7N9)のウイルス株入手について

2013/04/11

2013,4,10付、厚生労働省健康局結核感染症課からの発表です。

報道関係者 各位

今般、中国で患者が発生している鳥インフルエンザA(H7N9)に関し、国立感染症研究所より中国CDC(疾病予防管理センター)に対して、患者から分離されたウイルス株の分与を依頼していたところですが、本日午後10時頃、中国からのウイルス株が国立感染症研究所に到着しましたので、お知らせします。
 
 今後、本ウイルス株を用いて、ワクチン株の製造準備等、鳥インフルエンザA(H7N9)の対策に必要な準備を進めていきます。

 本疾患につきましては、これまでのところ、ヒトからヒトへの感染は確認されていませんが、厚生労働省では、引き続き、情報収集や調査研究を実施し、適切な対応を行っていきます。

鳥インフルで男児死亡、越南部 H5N1型に感染

2013/04/10

 ベトナム保健省当局者は9日、南部ドンタップ省の4歳の男児が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染し、4日に死亡したことを明らかにした。

 ベトナムで同ウイルスによる死者が出たのは昨年1月28日以来。男児は3月23日に高熱やせきなどを発症。死亡後の5日に感染が確認された。

 世界保健機関(WHO)などによると、ベトナムでの同ウイルス感染者は今回の男児を含めこれまでに124人、うち死者は62人となった。[共同通信]


中国・鳥インフルエンザ 上海市、新たに男性1人死亡を発表

2013/04/09

中国で感染が相次いでいる鳥インフルエンザについて、上海市は、新たに「H7N9」型ウイルスに感染した64歳の男性が死亡したと発表した。これで、感染者は24人にのぼり、死者は7人となった。
中国の衛生当局とWHO(世界保健機関)は、会見で「現在の感染の広がりは散発的で、ヒトからヒトへの感染を示す証拠はない」と述べている。
これまでに、上海などの市場の鳥から、同じ型のウイルスが見つかっているため、WHOは、動物からヒトへの感染について調査を進めている。 [FNN]

中国の鳥インフルエンザ感染者21人に、死亡者は6人--530人以上が経過観察中

2013/04/09

厚生労働省検疫所は8日、中国国内において、鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染者が新たに3人発生したと発表した。これにより、中国国内の鳥インフルエンザ感染者は21人となった。

7日付けで公表された世界保健機関(以下、WHO)の情報によると、中国の保健当局は同日、鳥インフルエンザウイルス感染者3人が新たに発生したとWHOに報告。3月25日に上海市に住む59歳の男性が、同28日に安徽省に住む55歳の男性が、同29日に上海市に住む67歳の男性が発症し、このうち、上海市の59歳の男性が重篤な状態にあるという。

鳥インフルエンザ感染によるこれまでの死亡者は6人、重症は6人、軽症は3人。現在、確定患者の接触者として530人以上が経過観察中で、江蘇省では、以前に確定された患者の接触者で症状が現れた人の調査が進められている。今後はさらに、最近の重症呼吸器感染症に罹患した患者の遡及検査により、新たな感染者が判明する可能性がある。なお、現時点では人から人への感染が続いているという根拠はないとのこと。

鳥インフルエンザウイルスに対する有効なワクチンは、現在存在していない。しかし、中国のWHO共同センターによる暫定的な検査結果によると、ノイラミニダーゼ阻害薬(オセルタミビルとザナミビル)に感受性があると示唆されている。

中国政府は、今回の事例について引続き調査を実施。政府内の対策本部が設立され、国家衛生・計画出産委員会は、農業省など関係する省と調整を行っているほか、動物保健を担当する部署では、感染源やウイルスの保有宿主に関する調査を強化しているとのこと。

厚生労働省検疫所では、中国に滞在する人は、今後の情報に注意するとともに、手洗いや咳を心がけるよう指導。また、鳥に直接触れたり、病気の鳥や死んだ鳥に近寄ったりしないよう呼びかけている。

なお、WHOは今回の事例に関して、入国時の特別なスクリーニングおよび渡航や貿易の制限は推奨していない。

【マイナビニュース】