鳥インフルで140人死亡 中国1~2月、昨年の倍超
2017/03/15
中国では毎年冬にH7N9型の感染が広がり、2014年には約140人、15年にも約90人が死亡。今年は中国南部を中心に1月に入り急拡大し、1~2月の感染者数は計352人に上った。
ただ、2月の感染者数と死者数は1月に比べ減少。世界保健機関(WHO)は今月1日、中国などでのH7N9型の感染について「現在、人への感染は減っておりピークを越えたとみられる」との見解を示した。また、人から人への感染例も報告されておらず、そのリスクも低いとしている。
【産経ニュース】
《安全》広東の鳥インフル、3~9日は感染ゼロ
2017/03/15
広東省衛生当局はこのほど、省内で今月3~9日に鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)のヒトへの感染事例の報告はなかったと発表した。 同局は広東省疾病予防控制センターの調査結果も発表。
【アジア経済ニュース】
中国からの渡航者が持ち込みの鶏肉から鳥インフル検出
2017/03/15
中国からの渡航者が許可なく持ち込もうとして空港で見つかった鶏肉などから、鳥インフルエンザウイルスが検出されたことがわかり、専門家は、人への感染の可能性は低いとしていますが、「あまり想定されていないウイルスの侵入ルートで、水際対策の強化が重要だ」としています。
農林水産省の動物検疫所と北海道大学は、おととし6月からことし2月にかけて、許可なく日本国内に持ち込もうとして空港などで見つかった鶏肉など228の検体を調べました。
その結果、中国からの渡航者が持ち込もうとしたニワトリとアヒルの肉、合わせて3点からH5N1型とH5N6型の高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
動物検疫所によりますと、海外から肉類を持ち込む際には、許可を得ることが必要ですが、個人の場合、ルールを知らずに持ち込むことがあるということです。
京都産業大学の鳥インフルエンザ研究センターの大槻公一センター長は人への感染の可能性は低いとしたうえで、「中国や東南アジアでは1年中、鳥インフルエンザが発生し、季節に関係なくウイルスが持ち込まれる可能性がある。あまり想定されていないウイルスの侵入ルートで、国内に持ち込ませない水際対策の強化が重要だ」と話しています。
【NHK】
中国H7N9型鳥インフル死者数、2月は61人
2017/03/13
2月の死者数は1月の79人を下回ったが、H7N9型が最初に確認された2013年以降2月としては最多を記録した。
鳥インフルの感染による死者数は冬の終わりに向けて減少する傾向にある。
【朝日新聞】
マレーシア家きん輸入停止 鳥インフルで
2017/03/13
マレーシアの家きん農場で高病原性鳥インフルエンザ(H5N1亜型)の発生が確認されたと、同国家畜衛生当局から同日連絡があったため。
なお、昨年の同国からの家きん肉の輸入実績は家きん肉等が377t。
【農業協同組合新聞】
インフルエンザ 九州で警戒とけず 患者数74万人 感染研
2017/03/13
2月27日〜3月5日までの1週間に、全国5000カ所の医療機関を受診したインフルエンザ患者の数は6万7273人に減少し、1医療機関あたりでは13.55人となった。
医療機関あたりの患者数を都道府県別にみると、長崎県が最も多く21.39人、次いで石川県(20.96人)、沖縄県(20.43人)、佐賀県(20.33人)、福井県(19.66人)と、45都府県で前週よりも減少。
これに伴って、患者数が警報レベルを超えている保健所がある地域は43都道府県、注意報レベルは2県となり、奈良県と和歌山県では流行が終息した。
感染研によると、昨年9月以降、国内で発生したインフルエンザで医療機関を受診した患者の数は、推計で約1389万人にのぼる。
【ハザードラボ】
ブラジルのリオデジャネイロ州、州内全住民に黄熱ワクチン接種へ
2017/03/13
リオデジャネイロ州では今のところ感染例は確認されていないものの、隣接するミナスジェライス、エスピリトサント、サンパウロの各州で感染が広がっているため対策を取る。必要なワクチンは合計1200万本で、このうち300万本が発注済みだという。
黄熱は蚊がウイルスを媒介する感染症。ブラジル保健省によると、これまでに352人の感染が確認され、さらに915人が調査中と深刻な流行となっている。これまでに黄熱で死亡したと確認されたのは113人で、さらに104人について死因特定に向けた調査が進められている。
【AFP BB NEWS】
中国から持参の生肉、鳥インフル検出 検疫に限界も
2017/03/13
中国からの渡航者が日本に持ち込もうとして没収された鳥肉から、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されていたことが農林水産省動物検疫所などへの取材でわかった。人に感染する可能性は低いが、野鳥などを介してニワトリなどの家禽(かきん)に感染する恐れがある。検疫で没収される畜産物は全体の一部とみられ、専門家は対策強化の必要性を訴える。
調査は世界的に鳥インフルの流行が近年続いていることから、動物検疫所と北海道大学が共同で初めて実施。2015年6月~今年2月に羽田空港など全国9カ所の空港や港で渡航者の荷物から没収されたニワトリやアヒルの肉や卵など228検体を調べた。その結果、中国の上海、アモイ、香港から成田、中部の各空港に持ち込まれたニワトリとアヒルの生肉3点から、高病原性鳥インフルエンザのH5N1亜型とH5N6亜型のウイルスが見つかった。両ウイルスは中国などで人への感染が確認され死者も出ているが、死んだニワトリなどに濃厚接触したことが原因とみられている。また、中国や台湾、ベトナムから成田、羽田、関西、中部の4空港に持ち込まれたニワトリやアヒルの生肉9点からも低病原性のウイルスが検出された。
検出されたH5N6とH5N1のウイルスをニワトリとアヒルに感染させると、約9割のニワトリが3日目までに死亡。死んだニワトリの血液を調べると、全身でウイルスが増殖しており、強毒性と確かめられた。遺伝子解析により、中国で流行するウイルスと近縁であることがわかった。
海外からの肉類の持ち込みは家畜伝染病予防法に基づき、検査証明書がない限り認められていないが、日本で生活する人が帰省した際に本国から持ち帰ったり、土産で持ち込まれたりすることがあるという。さらに日本は現在、中国やベトナム、台湾など鳥インフルの発生が報告される国・地域からの家禽の肉、卵などの輸入を停止している。
大槻公一・京都産業大学鳥インフルエンザ研究センター長によると、国内で流行する鳥インフルエンザは渡り鳥によって運ばれると考えられており、「携行品で持ち込まれる可能性は想定されていない」と指摘。持ち込まれた肉が屋外に捨てられ、野鳥が触れたり、生肉に触れた人が農場や動物園に行ったりして感染が広がる恐れがあるという。
一方、海外から渡航者は急増しており、検疫所で没収された畜産物は、中国からを中心に15年は約6万2700件(約83トン)に上り、11年と比べほぼ倍増した。調査にあたった北大の迫田義博教授(ウイルス学)は「すべてを検疫で見つけるのは難しく、今回見つかったのは氷山の一角とみられる。季節に限らず常に持ち込まれているという前提で、防疫対策を進める必要がある」と言う。
大槻さんは「東京五輪に向けて訪日客が増えることが予想されており、水際対策は重要性を増している。厳しい手荷物検査や探知犬の拡充など検疫を徹底すべきだ」と話している。
【朝日新聞】
習近平中国主席、4月6日に訪米へ、トランプ大統領と会談=「貿易・投資」「北朝鮮」など協議―米中外交筋
2017/03/10
米中外交筋によると、中国の習近平国家主席が4月6日に訪米し、トランプ米大統領と会談する見通しだ。ティラーソン米国務長官が3月中旬に中国を訪問し、協議内容を詰めるが、貿易・投資、北朝鮮など多岐にわたると見られる。安倍首相との会談が行われたフロリダには行かない見込みという。
首脳会談で習主席は、トランプ大統領が主導する「米国経済拡大」への協力策を伝える。具体的には(1)インフラ増強へ投資拡大、(2)米国における雇用創出への中国の寄与、(3)対米輸出の自主規制―などとなる。中国はより早い時期に、対米関係を安定させたい意向がある。一方、「米国ファースト」を掲げ経済再建を主導するトランプ政権としても、経済面で中国からの譲歩を引き出したい狙いがある。
同筋によると、ミサイル実験や金正男氏暗殺で緊迫化している北朝鮮情勢も主要テーマとなり、米中協力の道を探る。
アリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏は1月初旬にトランプ氏と会談、「米国に100万人規模の雇用を創出する」と約束した。ソフトバンクの孫正義社長も16年12月6日、トランプと会談して「5万人の雇用を創出する」と宣言したが、馬雲氏の約束は、孫氏の20倍の規模に上る。中国の資金・消費マーケットや華僑ネットワークを駆使した外交パワーは侮れない。同筋によると、毎年実施されている、米中閣僚と経済界トップが集結する「米中戦略的対話」も継続される予定という。
【ニフティニュース】
マレーシアで鶏から鳥インフル検出、H5N1型
2017/03/10
国際獣疫事務局(OIE)は8日、マレーシア農業・農業関連産業省から同国北部で高病原性のH5N1型鳥インフルエンザが発生したとの報告があったと明らかにした。
OIEが公表したマレーシア農業省の報告によると、ウイルスが検出されたのはケランタン州の農場で飼育している鶏。26羽全てが処分された。
H5N1型はここ数週間にカンボジアで感染が確認された。
中国でこの冬110人以上の使者が出ているH7N9型とは異なる。
【ロイター】
統計水増し根絶 習近平氏が指示
2017/03/09
中国の習近平国家主席は7日、全人代の遼寧省の地方分科会に出席し、同省で過去の経済指標の水増しが発覚した問題について「私も高度に重視しており、全国的な統計でも数字の捏造(ねつぞう)を断固として根絶するよう指示した」と明らかにした。中国中央テレビが伝えた。
内外から注目される全人代期間中に中国指導者が特定の地方で起きた問題を批判するのは異例だ。
習氏が分科会で「水増しを排除した数字はみっともなく見えるかもしれないが、私は公明正大な数字こそ見栄えが良いと思う」と述べると、出席者から拍手が起きた。
遼寧省は1月、省人大(地方議会)の政府活動報告で「過去に出世目的による統計の水増しがあったため」と統計の捏造を公式に認めていた。
【毎日新聞】
香港でヒトへの鳥インフル感染…今シーズン5例目=現地日本領事館が在留邦人に注意喚起
2017/03/09
在香港日本国総領事館は3月8日午後、同月7日に香港で今シーズン5例目となるヒトへの鳥インフルエンザA(H7N9)感染事例が確認されたことを受け、在留邦人向けメールマガジンを発出し、注意喚起を行った。
香港当局の発表によれば、感染者は基礎疾患を持つ76歳の男性で、今月(3月)3日から発熱、痰を伴う咳を発症。翌4日にクリニックを受診し、5日に総合病院の仁済医院の救急外来を受診及び入院し、その後、プリンセス・マーガレット医院の隔離病棟に移送された。肺炎とされ、現在危篤状態にあるという。また、初期検査において鳥インフルエンザA(H7N9)の陽性反応が検出された。
なお、患者は先月11日から今月1日までの間、中国・福建省福州市に滞在し、生鮮市場を訪れていたとのこと。これまでのところ、患者の近辺の接触者に症状は出ていないが、医学観察下に置かれており、他の接触者についても現在継続調査中という。
在香港日本国総領事館がメールマガジンの中で挙げた鳥インフルエンザA(H7型)に対する一般的な予防策は以下の通り。
(1)休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
(2)手指等の衛生保持に心掛ける。
(3)咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
(4)温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
(5)高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。
また、鳥インフルエンザA(H7型)の特徴及び上記に追加する具体的予防策は以下の通り。
(1)生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
(2)死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
(3)鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
(4)手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
(5)外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
(6)呼吸器感染症の症状が現れた場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診する。
【マカオ新聞】
韓国が鳥インフルで新たに5万羽処分、過去最悪の感染に
2017/03/09
農林畜産食品省は声明を発表し、H5N6型鳥インフルエンザの感染がソウル北方の養鶏場で見つかり、さらにH5N8型の感染が韓国南西部のアヒル農場で見つかったと述べた。
一連の感染は過去最悪規模。ただ、1月末ごろから拡大が鈍ってきたもようという。
最近では、2月22日までの15日間は新たな感染が確認されなかった。同日、H5N8型の感染がアヒル農場で見つかり、以来これまでに13件の感染が確認されている。
【ロイター】
子供の死因25%、環境要因の病気…WHO
2017/03/09
WHOは、各国の政府に対し、妊婦や子供の受動喫煙対策の徹底と、衛生管理の強化を提言した。
報告書によると、2012年に死亡した5歳未満の子供655万人のうち、171万人が環境要因によるものだった。
このうち最も多いのは、大気汚染や受動喫煙による肺炎などの呼吸器疾患で57万人。次いで、不衛生な環境による下痢で36万人、適切な衛生管理が受けられずに生後1か月以内に死亡した未熟児などの乳児が27万人、マラリアで20万人が死亡している。
米国一部地域からの家きん肉を禁輸
2017/03/08
テネシー州の肉用種鶏農場でH7亜型の高病原性鳥インフルエンザの発生が確認され、また、ウィスコンシン州の七面鳥農場でH5N2亜型の低病原性鳥インフルエンザの発生が確認された。
米国政府からの通知を受けて生きた家きんについては両州の全域からの輸入を停止、家きん肉などは発生場所から半径10km以内の地域からの輸入を停止した。
米国からの生きた家きんのひなの輸入(2016年)は16万8000羽、家きん肉は2万2000t、卵は8500tとなっている。
【農業共同組合新聞】
アジア諸国、米家禽類の輸入制限 鳥インフル検出で
2017/03/07
韓国は6日付で米国からの家禽と卵の輸入を禁止。ただし、禁輸するのは生の家禽と卵で、加熱処理した肉や卵製品の輸入は可能という。
日本と台湾はテネシー州からの家禽輸入を停止。香港は、鳥インフルエンザウイルスが検出された養鶏場がある郡からの輸入を制限する。
【朝日新聞】
鳥インフルエンザウイルスの異常な拡大:地球環境変化が原因か? - 外岡立人(医学博士、前小樽市保健所長)
2017/03/07
◆世界中で広がる鳥インフルエンザ
◆最も危険視されているH7N9
◆中国におけるH7N9
◆今後の展望
食肉の米タイソン・フーズ株が反落で始まる 米で鳥インフルエンザ検出
2017/03/07
6日午前の米株式市場で食肉大手タイソン・フーズが反落して始まった。前週末比2.54ドル(4.0%)安の61.06ドル前後で推移している。6日までに提携している米テネシー州の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことが明らかになった。輸出を含めた鶏肉事業の落ち込みにつながるとの警戒感から売りが出た。
【日本経済新聞】
浜中のハクチョウ 1羽から高病原性鳥インフル
2017/03/07
道と環境省は6日、釧路管内浜中町で2月22日に回収したオオハクチョウ1羽の死骸から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)を検出したと発表した。道内の野鳥からH5N6型を検出したのは今季10例目。
オオハクチョウは簡易検査で陰性、遺伝子検査で陽性となり、北大で確定検査した。道によると6日午後2時現在、回収場所周辺で野鳥の大量死などは確認されていない。半径10キロ以内に100羽以上を飼育する養鶏場はないが、100羽未満が3戸あり、道が監視強化を呼びかけた。
同管内では、隣町の厚岸町で1月、オオハクチョウからH5N6型の検出が3件相次いだ。
【北海道新聞】
中国南部で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)に304人の感染者
2017/03/06
中国本土で2016年12月時点で確認された感染者は106人、死亡者20人と発表されている。
中国北部では今年1月に鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が計192人確認され、79人が死亡、2月には中国南部で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)に304人の感染者があり36人が死亡した。
【株経ON LINE 】