WHO:エボラ出血熱の死者数は1万1000人以上
2015/05/07
海外メディアによると、世界保健機関(WHO)は6日に、エボラ出血熱による死者数が1万1000人を超えたと公表した。
WHOによると、シエラレオネ、リベリア、ギニアで2万6593人が感染され、1万1005人が死亡した。
リベリアの死者数は4716人、シエラレオネは3903人、ギニアは2386人となった。
現在、エボラ出血熱の感染情況が改善されつつあり、5月9日までに新たな感染がなければ、リベリアはエボラ出血熱流行の終息を宣告される見通しだ。過去1週間でリベリアとシエラレオネの新たな感染者は10人以下に減少した。
国連のエボラ対策責任者であるデビッド・ナバロ特使は確実な期日を予測しにくいが、エボラ出血熱は確かに収束に向かっていると語った。
【新華ニュース】
WHO:中国の交通事故死亡者数は年間20万人強-独紙
2015/05/07
【参考消息】 世界保健機関(WHO)は6日、中国の交通事故死亡者数は年間20万人を超えたと発表した。ドイツ「ドイチェ・ヴェレ」の6日付報道によると、WHO駐中国代表のバーナード・シュワルツランダー氏は「中国日報」に掲載した文章で、「交通事故による死亡は避けられる。中国で、道路交通で死亡した15歳未満の青少年は1万人を超え、重傷を負ったのは更に多かった」と述べた。
WHOが2013年に発表した世界道路安全状況報告書によると、中国の2010年の交通事故死亡者数は27万6000人近くだった。WHOが発表した数字は、中国政府の統計数字を遥かに上回った。中国国家統計局は2015年2月、2014年の自動車1万台当たりの交通事故死亡率は2.22%だったと発表した。同局の他の報告書によると、中国の2014年の自動車保有台数は1億5440万台である。つまり、中国の2014年の交通事故死亡者数は3万4292人となり、WHOの統計数字の4分の1未満に過ぎない。
中国で交通ルールを守らないケースが多く、交通事故が多発している。定員超過のバスが事故を起こすと、常に数十人の死者が出る。
先日、「女性運転車が突然進路を変更して殴られた」という事が中国のSNSで大きな話題となった。中国のSNSはこの事に関して熱論を交わし、多くのネットユーザーは女性運転手の運転態度を非難した。中国メディアも「モラルのない運転」や「野蛮な運転」を批評した。
【新華ニュース】
米アイオワ州で鳥インフル拡大の疑い、新たに600万羽感染か
2015/05/01
[シカゴ 27日 ロイター] - 米アイオワ州農務局と米農務省の27日の発表によると、新たに同州の5カ所の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し、600万羽以上が感染した疑いのあることが、予備テストの結果でわかった。感染力の強いH5N2亜型高病原性鳥インフルエンザかどうか、詳しい検査の結果待ちだとしている。
アイオワ州のビル・ノージー農務長官は27日の電話会見で、これで終わりなのか、さらに感染が拡大するのか注目していると述べた。
同氏によると、州当局は5か所の養鶏場の隔離・検疫を行ったという。検査結果が陽性ならば、アイオワ州で950万羽を超える鳥が感染し、全米では13州の1510万羽以上に鳥インフルが広がったことになる。
【ニュースウィーク日本語版】
レアアース資源の保護・・・「前途は多難」=中国メディア
2015/04/24
記事は、レアアースはハイテク製品には必要不可欠な戦略資源であり、スマートフォンから弾道ミサイルまで幅広く使われる資源であることを指摘。中国は環境に対して大きな負荷を与えながらも世界中にレアアースを供給していると主張した。
続けて、2014年に中国国内のレアアース業界ではレアアース価格の下落を背景に業績が悪化、赤字になった企業が続出したことを指摘し、「レアアース価格が急激に下落し始めたのは2010年からだ」とする一方で、「同時に中国のレアアース業界では盗掘および密輸出が急増した」と論じた。
さらに、トウ小平の言葉を引用し、「中東には石油があり、中国にはレアアースがある」と伝える一方、中国では長期にわたってレアアースは普通の鉱物資源と見なされ、ただの外貨獲得手段の1つとして輸出されていたと主張。だが、レアアースの価値に気付いてからは中国のレアアース生産量は世界の90%以上、輸出量の80%を占めるまでになったと報じた。
続けて記事は、中国ではレアアースの盗掘による資源の浪費や環境の破壊が相次いでいると主張、また、盗掘されたレアアースは日本と米国に輸出されていると主張し、「レアアースはハイテク製品には必要不可欠であるにもかかわらず、中国にはレアアースの価格決定権がなく、損をしている」と論じた。
また、日本や米国、欧州や韓国はレアアースを戦略的に備蓄していると伝える一方で、中国ではレアアースの無秩序な開発によって輸出価格を自ら押し下げ、資源を自ら減少させていると主張。専門家からは「現在の開発速度が継続すれば、あと20-30年もすれば中国ではレアアースが採掘できなくなる」との警告の声もあがっていると主張した。
さらに、中国政府はすでにレアアース産業が抱える問題を認識し、業界の再編を行っていると伝えつつも、「中国のレアアース資源保護に向けた争いはまだ始まったばかりだが、前途は多難である」と論じた。
【サーチナ ニュース】
ベトナム産ワクチンが輸出可能に、初めてWHOの国際基準満たす
2015/04/24
今回の審査合格により、ベトナムはワクチンに関するWHOの厳しい基準をクリアした世界39番目の国となった。WHOは6月21日にも、審査合格証をベトナム側に発行する予定だ。
合格証が発行されれば、国産ワクチンの世界各国への輸出が可能となるほか、子供の予防接種プログラムを展開する「ワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVIアライアンス=The Global Alliance for Vaccines and Immunization) 」に対しても大量のワクチンを提供できるようになり、国内におけるワクチン生産に大きなチャンスをもたらすものと期待されている。
【ベトジョー ベトナムニュース】
香港、鳥インフルで今冬初の死者 61歳の男性…広東で鶏肉購入
2015/04/13
香港でH7N9型感染による死者が出たのは今冬初めて。地元メディアが報じた。
男性は2月、中国広東省東莞市に行き鶏肉を買っていた。(共同)
【産経ニュース】
韓国の口蹄疫(O型)発生が104件に拡大 宮崎県が家畜伝染病情報
2015/04/13
それによると、昨年12月3日以降の韓国における口蹄疫(O型)の発生は、104件(牛4件、豚100件)に拡大している(23日現在)。
また、1月以降の台湾における高病原性鳥インフルエンザの発生も、H5N2型、H5N3型、H5N8型など計841件に拡大している(22日現在)=いずれも農林水産省情報。
同県は県内の農家に対し「引き続き飼養衛生管理基準を遵守し、消毒の徹底や野生動物の侵入防止対策を図るなど、発生防止対策の取組の強化・継続をお願いします」と呼びかけている。
宮崎県家畜防疫対策課=0985‐26‐7139。
=2015/02/24 西日本新聞=
日本の狙いはレアアース 北朝鮮との関係改善で=中国メディア
2015/04/10
中国メディアの参考消息は1日、韓国の中央日報の報道を引用し、中国やロシア、英国、米国のほか、日本などが北朝鮮の地下資源を狙っていると伝え、特に日本は「北朝鮮のレアアース(希土類)に狙いを定めている」と論じた。
記事は、日中関係の冷え込みを受け、日本が北朝鮮のレアアースに関心を抱き始めたと伝え、中国のレアアース輸出のうち日本向けが全体の56%を占めることを指摘、日中関係の悪化は日本にとってレアアースの調達において不利であると論じた。
続けて、尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる対立を受け、2010年に日本はレアアースの調達が困難になったことを指摘し、日本がレアアース調達先の多元化を迫られていると紹介。続けて、北朝鮮が1980年代からレアアースの価値を認識していたとする一方、生産には大規模な設備が必要だったため生産を見送っていたと論じた。
一方で記事は、日本と中国の対立を受け、レアアースの価値に目を向け始めたと伝え、北朝鮮が3月にオーストラリアなどの地質学者とともに実施した調査結果として、北朝鮮には2億1600万トンものレアアースが埋蔵していると発表したことを紹介。2010年の世界のレアアース消費量が14万トンだったことを指摘し、北朝鮮の埋蔵量の豊富さがわかると論じた。
続けて、北朝鮮の発表はあくまでも推測値に過ぎないと指摘する一方で、中国がレアアースの輸出割当制度を廃止し、厳格な環境基準のもとで生産をコントロールし始めたことを指摘し、北朝鮮のレアアース生産の環境規定は中国ほど厳しくはないとし、「これこそ日本が北朝鮮との関係を改善したい理由」と主張した。
【サーチナ ニュース】
エボラ懸念が再燃、ギニアで「非常事態」宣言
2015/04/01
ギニアのアルファ・コンデ(Alpha Conde)大統領は28日、エボラ出血熱の感染拡大阻止のため、西部と南西部の5県に45日間の「公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。
全国メディアで声明を発表したコンデ大統領は、緊急事態宣言について、流行地域が「沿岸部に移動した」ためだと説明。「病人を隠したり遺体を別の地域に移動させた者は、他者の命を危険にさらしたとみなし訴追する」と警告した。
一方、リベリア当局は同日、先週およそ1か月以上ぶりに確認された感染者の女性が死亡したと発表した。保健当局によると、他にも2人の感染者が新たに報告されているという。
また、シエラレオネでは27日から3日間の外出禁止措置が取られ、約2万6000人のボランティアが戸別調査を行って新たな感染者がいないか確認した。
世界保健機関(World Health Organization、WHO)は今年1月、流行の中心地となっていた西アフリカ3か国で新たな感染者の報告が継続的に減少し始めたことからエボラ出血熱の流行は終息に向かいつつあると発表していたが、ここにきて感染拡大への懸念が再燃している。
【 AFP 3月30日 】
エボラ死亡率、乳幼児は9割 WHO発表
2015/04/01
西アフリカで流行しているエボラ出血熱について、現地で治療にあたる世界保健機関(WHO)のチームの医師らが、乳幼児の死亡率が9割に達していると発表した。26日付の米医学誌に報告した。
WHOによると、25日現在、疑いも含めた感染者は2万4907人、うち死亡は1万326人で、全体の死亡率は約4割。1歳未満が9割、1~4歳は8割、5~6歳7割、6~7歳6割、7~9歳6割、10~15歳5割と、年齢が低いほど死亡率が高かった。感染から症状が出るまでの期間は1歳未満が平均6・9日で、1~2歳は7・8日、10~15歳は9・8日、16~44歳は10・3日、45歳以上は11・1日と若いほど早かった。
【朝日新聞(2015.3.28)】
北朝鮮 レアアースを自慢、中日韓との関係を注意深く維持
2015/04/01
韓国政府は2011年、北朝鮮と共同で江原(カンウォン)道平康(ピョンガン)郡のレアアース鉱山開発を展開した。だが日本産レアアース製品を輸入するか、それとも日本設備を導入して北朝鮮と韓国が共同開発を行うか。両者のうちどちらが高額な利益を獲得できるかを計算する必要がある。
【新華ニュース】
インフルエンザ・ウイルスH1N1亜型に新たな突然変異か インドでの豚インフルエンザで1200人以上が死亡
2015/03/23
米国マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究グループが、病原体に関する専門研究誌セル・ホスト・アンド・マイクローブ3月号で報告した。
ウイルスの遺伝子シークエンス
H1N1はAソ連型などと呼ばれる一般的なインフルエンザ・ウイルスで、突然変異によって2009年にメキシコから出現した新型インフルエンザのように強毒なものが出現し問題となることがある。
研究グループは、過去2年間にインドからインフルエンザ・ウイルスの遺伝子シークエンスのデータが報告されている2つのウイルスを分析した。遺伝子シークエンスは遺伝情報を読んでいくもの。2009年〜2012年に世界で猛威を奮い1万8000人以上が死亡したH1N1型の遺伝子シークエンスと比較している。
インドのインフルエンザ・ウイルスには「血球凝集素」に新しい突然変異が起きていた。血球凝集素は呼吸細胞上で発現する「グリカン受容体」と結合し、その結合力の強さがウイルスの感染力の強さを決定する。このたび発見された突然変異によって、ウイルスがより強毒性になると推測されている。
この内訳について具体的に言えば、新しい突然変異の1つは、ウイルスの体に当たるタンパク質のうち「D225」と呼ばれるアミノ酸の場所にあり、病気の重症度の増加と関係している。もう一つの突然変異は、「T200A」の場所にあり、血球凝集素がより強くグリカン受容体と結合する事を可能にし、ウイルスの感染力を強めている。
「攻撃的監視体制」を
現在インドで大流行中のウイルスにも、同じような突然変異が起きているのかを調べるにはもっとしっかりとした監視体制が必要とされると研究グループは指摘する。
現在のアウトブレークは、インドのグジャラート州とラジャスタン州で最も拡大しており、既に2万人以上が感染している。
研究グループは、2016年のインフルエンザ・シーズンに向けて、有効な薬を見つけたり新しいワクチンを開発したりするために「攻撃的監視体制」が必要だと強調している。
文献情報
Tharakaraman K et al.Influenza Surveillance: 2014-2015 H1N1 “Swine”-Derived Influenza Viruses from India.Cell Host Microbe. 2015;17:279-82.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25766285
※インフルエンザウイルスの電子顕微鏡像。写真はイメージ。記事と直接の関係はありません。(写真:Kat Masback/クリエイティブ・コモンズ表示-継承 2.0 一般)
【Medエッジ ニュース】
「正しいマスクの使い方」で花粉は6割カットできる! 薬に頼らない花粉症対策とは
2015/03/05
花粉症にならない一番の方法は、花粉が飛散しない地域へ行くことです。もちろん普段の生活もあり、引っ越すなんていうことは現実的ではありません。そこで、まずは花粉との接触を減らす生活を考えていくことが大切になってきます。
花粉症は、アレルゲンである花粉との接触によって起こる外因性の病気です。このことから考え、花粉が飛散し始めたら細心の注意を払いましょう。スギ・ヒノキ花粉については、地域毎に花粉情報が出されています。こうした花粉情報をチェックし、「いつから花粉が飛び始めるのか」「どのぐらい飛んでいるのか」を把握して、状況に応じた対策を行いましょう。
<マスクの思わぬ落とし穴>
スギ花粉は20μm(マイクロメートル)~40μm、ヒノキ花粉は30μm~40μmの大きさです。また、インフルエンザは0.1μm、PM2.5(微小粒子状物質)は直径2.5μmとなっています。花粉を直径約35センチのスイカに例えると、黄砂がゴルフボール、PM2.5がビー玉、インフルエンザが砂粒というイメージです。これらを防ぐために、マスクを着用する人は多いでしょう。
しかしマスクは正しく使われていなければ、使っていないのと変わらない結果になってしまいます。そこで大切なのが、自分の顔にフィットするマスクを選ぶことです。隙間が生まれやすいのは鼻と頬のわき、アゴの部分の3カ所です。鼻に掛かる部分はしっかり鼻の形に折ってフィットさせましょう。アゴまでしっかり包み、頬のわきの部分は装着してから漏れがないように押さえてチェックします。
マスクを正しく装着すれば花粉を6割はカットできると言われます。さらに薄い当てガーゼを加えると、花粉除去率がアップしてかなりの花粉をブロックできます。
<注意すべき外出時の花粉症対策>
花粉が多く飛散している日や時間帯は、不要な外出を控えましょう。前日や当日まで雨が降った後に晴れや曇りで最高気温が高くなり、さらに南風が強く吹いているような日は花粉が多く飛んでいます。また、気温が上がって風が吹いている日中も要注意です。どうしても外出しなければならない場合は、マスクや帽子、メガネ等で花粉をブロックするとよいでしょう。
帰宅した際には、流水で目と鼻をしっかり洗いうことが大切です。衣類に付着した花粉は玄関でしっかり落とさないと、家の中に花粉が持ち込まれて花粉症を誘発してしまいます。
<うっかりやってしまっている花粉を家に招き入れる行為>
花粉症は、家の中でも注意すべきことがたくさんあります。まず、花粉の飛散が多い日や時間帯はドアや窓をきちんと閉めて、家へ花粉が侵入することを防ぎましょう。外から侵入した花粉は、床に落ちて溜まっていきます。これがちょっとしたことで舞い上がると、くしゃみや鼻水を引き起こします。こまめに掃除機や拭き掃除を行い、床に花粉を残さないことが重要です。
布団干しについても、花粉が多い日や時間帯は避けましょう。わざわざ、睡眠中に花粉をたくさん吸い込むための下準備をしているようなものです。風が弱い午前中など、花粉の飛散が比較的少ないタイミングを狙うのがおすすめです。また、布団表面に軽く掃除機をかけても良いでしょう。なお、意外と見落としてしまうのがペットの毛です。花粉が付着しやすく、家の中に花粉が侵入する大きな原因の一つにもなります。
<マスク以外の花粉症対策グッズ等>
マスク以外の花粉症対策グッズとして、フレームに縁がついたメガネ(→選び方)が挙げられます。花粉が多い時は、利用してみるのも良いでしょう。
さらに、花粉を鼻でブロックするスプレーもあります。これは花粉がプラスとマイナス両方に帯電する性質を利用して、花粉が鼻から入らないようにするイオンスプレーです。スプレーを顔に噴射して顔に静電気のコーティングを施すことで、プラス電気を持った花粉が反発し鼻に侵入できなくします。マイナス電気を持った花粉も、吸着されて鼻から侵入できなくなるというものです。このスプレーには、目にも花粉が入りにくくなるという利点もあります。「薬を飲みたくない」「眠くならないものが良い」という人達から、注目を集めている花粉症対策グッズです。
イオン以外にも、鼻腔専用クリームを鼻に塗ってそのフィルター効果で花粉をキャッチし、花粉の吸入を防ぐ製品もあります。持続時間も長いため、ちょっとした外出時の対策にも優れた製品といえるでしょう。
もちろん、栄養バランスがとれた食事や十分な睡眠、またはストレスを溜めないことも大切です。食べ物ではヨーグルトが腸内環境を改善し、免疫力が高まって花粉による症状に良いとされています。
(医師:耳鼻咽喉科、42歳、女性)
【ITmediaニュース】
インフル死者1000人超 インド
2015/03/04
死者数は既に昨年1年間の約5倍に上るという。感染者は約2万人。2009年に新型として流行したH1N1型は、日本国内では現在、季節性インフルエンザとして扱われている。(共同)
【日刊スポーツ】
レアアースの中国依存、脱却の鍵になるのは「アフリカ大陸」だ=中国メディア
2015/02/25
記事は、世界4大会計事務所の1つである英国のアーンスト・アンド・ヤングによる予測として、2015年のレアアース市場規模は40億ドル-60億ドル(約4747-7121億円)に達すると伝え、そのなかでもレアアース最大の需要国は日本だと論じた。
続けて、世界の需要に対して、レアアースをこれまで供給し続けてきたのは中国だと紹介、中国がレアアースの輸出割当制度を撤廃したことで今後は中国のレアアース輸出が増えるかもしれないと論じた。
一方、レアアースの中国依存から脱却する鍵になるのは「アフリカ大陸」であるとし、オーストラリアやカナダにもレアアースは埋蔵しているものの、その埋蔵量はアフリカ大陸には到底及ばないと指摘。事実、南アフリカ共和国はかつて世界最大のレアアース供給国だったとし、すでに南アフリカでは「レアアースの開発プロジェクトが2つ進行中」だと紹介した。
さらにタンザニアやモザンビーク、ケニア、ソマリア、ナミビアもレアアース埋蔵量が多い国だと紹介、14年秋にはケニアで金額にして624億ドル(約7兆4065億円)分のレアアース鉱山が発見されたことを紹介した。
一方で記事は、アフリカ諸国はレアアースを生産するための資金が不足している点が課題と指摘する一方、日本独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)がマラウイ共和国とレアアースおよび天然ガスの探査開発に対して技術支援を行うことで一致していることを紹介し、「アフリカ諸国におけるレアアース開発に向け、技術援助が重要になるだろう」と論じた。
【サーチナ ニュース】
溶連菌による感染症に注意
2015/02/25
喉の両脇に扁桃と呼ばれる組織があります。自分の喉で見てみれば、盛り上がりが分かる人もいるでしょう。この扁桃に溶連菌という細菌が繁殖して起こるのが扁桃炎です。3歳未満の乳幼児で考慮する必要はありませんが、その他の年齢では常に考えておくべき病気です。
私のクリニックの統計ですが、発熱で喉の痛みを訴える患者のうち、15歳未満の小児の25%、大人の10%が溶連菌でした。とてもありふれた病気といえるでしょう。
症状の特徴は発熱と喉の痛みで、飲み込むときの痛みを伴います。首のリンパ節が腫れるのも特徴の一つで、特に首の前側のリンパ節が腫れます。首の後ろ側のリンパ節が腫れる場合は、溶連菌の可能性は低くなります。
インフルエンザとの違いはせきがほとんどないことです。熱と喉の痛みがあり、首の前側のリンパ節が腫れ、せきがなければ、インフルエンザより溶連菌をまず考えます。
診断の方法としてはインフルエンザ同様、喉の粘液をとる迅速検査が用いられます。この際、検査が陽性であればほぼ溶連菌と診断できます。陰性の場合、実際は溶連菌なのに陰性と出てしまう「偽陰性」が避けられないのはインフルエンザの検査と同じです。インフルエンザの流行期でなく、周囲に溶連菌の流行がみられる場合には、症状のみで溶連菌と判断する場合もしばしばあります。
治療はペニシリン系の抗生物質を使います。1日飲めば感染性がほぼなくなり、数日で熱が下がり、喉の痛みも改善します。ただし、薬は全部で10日間飲み続ける必要があります。これは、溶連菌感染症の後にリウマチ熱といって、関節が腫れたり心臓の弁膜症を引き起こしたりする合併症があり、その予防のためです。
溶連菌感染症にはまた、急性腎炎症候群といって、腎臓の機能が悪化し、むくみが出たり、血圧が上がったりする合併症もあります。こちらは抗生物質を飲み続けてもあまり予防できない面があります。溶連菌後にリウマチ熱となった患者さんを私はこれまで1人しか見たことがありませんが、急性腎炎症候群の患者さんは数年ごとに経験しています。
インフルエンザ流行の陰に溶連菌感染症ありです。みなさん注意しましょう。(武蔵国分寺公園クリニック院長・名郷直樹)
【産経ニュース】
中東「謎の感染症」フィリピンで感染確認、30代女性で
2015/02/18
新たにフィリピンの30代女性で感染が確認されたと報告された。
世界保健機関(WHO)が2月13日に報告したものだ。
<リヤドの病院に勤めた医療従事者>
MERS-CoVは病原体は感染源がラクダと見られ、これまで中東で流行が続いてきたが、ラクダや感染者と接触していない人でも感染しており、謎が多い。感染しても症状を表さない人もいる点で問題が大きくなっていると見られる。
今回、フィリピンで判明したのは、31歳の女性。サウジアラビアのリヤドで医療従事者として勤めていた。1月26日に発症し、現地で肺に起きた炎症として治療を受けていた。その後、2月1日にフィリピンに帰国。2月2日に再びフィリピンの病院に治療のため入院。ここで検査の結果として、MERS-CoVの感染が判明した。
2月10日にフィリピンの熱帯医学研究所(RITM)に転院している。発熱はなく、病状は安定しているという。フィリピンの保健省は接触のあった人を対象として追跡調査をしており、感染の有無を確認している。
WHOによると、これまでMERS-CoVと確定診断を受けたのは978人、死亡者は少なくとも358人に上っている。国際的な人の往来により、中東だけにとどまらない感染拡大の可能性をあらためて示した事例となった。
【Medエッジ】
広東省で50人感染
2015/02/17
香港政府の集計によると、2013年3月に初めて感染者が確認されて以降、中国本土ではこれまでに573人の感染が確認され、うち広東省では最多の162人の感染者が出ている。
【産経ニュース】
年初来、香港市民204人がインフルエンザで死亡-新華社
2015/02/17
衛生防護中心によると、年初来、インフルエンザの感染者291人が報告され、うち204人が死亡した。この前の冬季のインフルエンザ流行期(2014年初)に266人の感染が報告され、うち133人が死亡した。
香港特別行政区政府食物・衛生局の高永文局長によると、今年のインフルエンザA型(H3N2)は高齢者、慢性疾患患者に致命的な影響を与える。重症化患者とくに死者は、高齢者、慢性疾患患者、抵抗力の低い人々に集中する。
衛生防護中心によると、2月14日から現在までに、インフルエンザで重症化したり死亡したりした18歳以下の未成年者に関する報告が出ていない。年初来、インフルエンザになった18歳以下の未成年者は14人で、死者はいない。2014年には未成年の感染者が27人、うち死者が4人した。
【新華ニュース】
広東省で鳥インフルエンザA(H7N9)ヒト感染症例発生
2015/02/13
在広州日本国総領事館
1.4日から5日にかけて、広東省衛生計画生育委員会は2例の鳥インフルエンザA(H7N9)感染者の発生を発表しています。
(4日発表)
患者は深セン市在住の77才男性。同市の指定病院に入院している。状態は重症。
(5日発表)
患者は深セン市在住の51才男性。同市の指定病院に入院している。状態は重症。
2.華南地域においても昨年から家禽類からの鳥インフルエンザウィルスの検出例や、ヒト感染症例が散発的に発生しております。
これまで当館HPの鳥インフルエンザ関連情報でもお知らせしておりますが、在留邦人の皆様におかれましては、最新情報を随時確認の上、鳥インフルエンザへの感染を予防するため、以下の注意事項を参考に行動することをお勧めします。
●生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
●死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
●鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
●手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
●外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
●突然の発熱や咳など、呼吸器感染症の症状が現れた場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診する。
インフルエンザ関連情報はこちらをご覧下さい。
http://www.guangzhou.cn.emb-japan.go.jp/seqinfo/doc/20140122.htm
ご参考 鳥インフルエンザに気をつけましょう 。
http://www.guangzhou.cn.emb-japan.go.jp/seqinfo/doc/20141117.html
(了)
【日本国駐広州総領事館=安全情報=】