MERS感染拡大リスク「エボラより高い」 英大教授
2015/06/10
韓国、MERSの影響でマスクが高騰、2倍以上の価格に庶民から「こんなのは横暴だ!」の声―韓国メディア
2015/06/10
韓国人の警戒心のなさに驚いた・・台湾人スタイリストが現地の様子を語る―台湾メディア
2015/06/10
ロシア市民に勧告、コロナウィルス禍のUAEおよび韓国への渡航を控えるよう
2015/06/10
韓国MERS感染拡大 WHOと合同調査へ 死者7人 感染者95人
2015/06/10
台湾・花蓮でMERS感染疑い 検査結果はA型インフルエンザ
2015/06/10
核兵器よりも世界的なウィルス感染ービルゲイツが語る人類の脅威と5つの対処法
2015/06/10
MERSコロナウィルス韓国で死者6人に
2015/06/10
【寄稿】免学調査員が20人に満たない韓国
2015/06/04
先月20日にサウジアラビアとアラブ首長国連邦を旅行して帰国した68歳の男性が中東呼吸器症候群(MERS)と診断され、その12日後にはこの男性と接触した患者2人が死亡した。韓国国内でMERSの3次感染者が発生、死亡者まで出たことにより、感染拡大への懸念と初期対応に失敗した防疫当局に対する不信がさらに膨らんでいる。2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)発生や昨年のエボラ出血熱発生でも大変な騒ぎになったのに、韓国ではなぜいまだに体系的な対応ができていないのだろうか。
今回の事態は医療関係者・防疫当局・政府・国民に責任がある。最初の患者を診療した医院で患者の旅行記録や症状をよく見ていれば、そしてこの患者が再び訪れた病院で高熱と呼吸器症状を伴う肺炎の原因についてもっと慎重に検討し、防疫当局と緊密に情報交換をしていたら、2次感染はかなり減らすことができていただろう。最近の医療は、病気の原因を調べるよりも臨床的な症状の治療に重点を置いているので、簡単な問診で解決できる問題を見落とすケースが多い。
感染症集団発生時の疫学調査では、最初の患者の治療・隔離と接触者の感染管理が重要だ。この過程で、防疫当局の未熟な初期対応が今回の事態を大きくした。特に、2次・3次感染経路に対する医学的根拠が明確でないことや、致死率や重症度が高い感染症に対する管理はさらに重要だ。加えて、感染しても人によって臨床的な症状が異なるため、管理基準について綿密に検討しなければならない。高熱の基準を38℃にするか37.5℃にするかの判断根拠が十分でない場合は、保守的・防御的な姿勢で実施すべきだ。感染症防疫は過剰だと思われるくらいの対応の方が、過小な対応よりもはるかに優れていると言える。
韓国の防疫当局も言いたいことはあるだろう。03年のSARS騒動をきっかけに疾病管理本部が発足したものの、疫学調査を専門的に行うことができる人材は現在20人もいない。感染症の疫学専門家は片手に余るほどだ。感染症がひとたび発生すれば大学病院の感染内科専門医を駆り出さなければならない。国がやるべきことを民間がやっているのだ。
ソウル大学カン・デヒ医学部学長
【朝鮮日報日本語版】
MERSコロナウイルスは「二類感染症」
2015/06/04
感染が疑われる患者が出た場合には、患者の鼻やのどの奥から取った検体の遺伝子検査を各地の地方衛生研究所で行い、結果が陽性だった場合にはさらに国立感染症研究所で確定検査を行います。
患者の治療は、国や都道府県が定める感染症指定医療機関で行われ、院内で感染を広げないため、室内の空気が外に漏れないようにした感染症専用の病室が使われることになります。
「さらなる対策強化も検討」
そのうえで、菅官房長官は、「さらなる対策の強化も検討しており、しっかりと方向性を出していきたい。また、外務省は、渡航者及び在留邦人の安全確保の観点から情報の収集と提供を実施している。厚生労働省と外務省を中心に対応策をしっかりやっていきたい」と述べました。
MERS感染力変化なしとWHO 人から人は限定的
2015/06/04
世界保健機関(WHO)報道官は2日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染が韓国で拡大していることについて、人から人への感染は限定的で「今のところ感染力が変化したとの証拠はない」と強調した。
ジュネーブで記者団に語った。対応が適切だったかとの質問には「初期症状は発熱など一般の疾患と似ているので、初動対応が少し遅かった可能性はある」と述べた。
WHOの1日の声明によると、確認されたMERS感染者は世界で計1154人に上り、うち少なくとも434人が死亡した。
WHOは、全ての国に警戒を強めるよう呼び掛けている。
【共同通信】
WHO「韓国の状況を注視…旅行・国境統制は不必要」
2015/06/04
世界保健機関(WHO)は2日(現地時間)、韓国では中東呼吸器症候群(MERS)による患者が25人に増えて2人が死亡したものの旅行・国境統制などの措置は必要ないとの見解を明らかにした。
WHO広報担当のChristian Lindmeier氏は同日、欧州国連本部でブリーフィングを行い、「MERSは伝播力の非常に強い重症急性呼吸器症候群(SARS)とは違う」としながら「MERS患者が隔離治療を受けている以上、国境統制措置は必要ない」と伝えた。
また「韓国のMERSは病院に入院した患者を媒介に伝播したもので中東と大きく違わないが、韓国でMERSがどのように進展するかは関心を持って見守らなければならない」と付け加えた。
【中央日報日本語版】
鳥インフルで鶏など4000万羽殺処分、卵の価格高騰
2015/06/01
米国で、高病原性鳥インフルエンザの感染が拡大しており、23日までにニワトリなどの家禽合わせて約4000万羽が殺処分された。この状況により、鶏卵の価格が高騰している。
感染が拡大しているのは、野生のアヒルやガチョウから感染するとされている高病原性のH5N2型鳥インフルエンザで、その流行は米国の15州とカナダの2州に広がっており、ニワトリや七面鳥などの家禽が大量に殺処分された。
このため、米国では鶏卵の卸売価格が約8割も高騰している他、七面鳥の肉の価格も上昇している。業界関係者によれば、鳥インフルエンザの流行が収束しても、年内は価格の高値が続くと見込まれている。
【ライブドアニュース】
MERS、韓国で感染者15人に 「保健当局の初動の失敗」感染拡大に批判高まる
2015/06/01
MERSは2012年に初めて確認された、新種のコロナウイルスによるとみられる感染症。日本の厚生労働省は発熱やせき、息切れなどの症状が出て、高齢者や他の慢性疾患のある人で重症化することもあるとする。サウジアラビアでは2014年6月、死者が282人にのぼったとの報道もあった。日本の感染者は31日時点で確認されていない。
韓国で最初に感染が確認されたのは、60代の男性。これまでに確認された15人は、男性の親族と、男性が感染確認前に入院したり、治療を受けたりしていた病院の入院患者と医療関係者、見舞いに訪れた人だ。
韓国では、政府の対応を疑問視する声が上がっている。
専門家によると、MERSは患者の家族と医療スタッフの感染症を最も注意しなければならない。しかし、現在までの状況を見ると、家族と医療スタッフだけでなく、同じ病室に滞在した人が陽性判定を受けた事例が続々と明らかになっている。隔離などの措置が適切になされていない可能性が指摘されている。
特に中国で陽性判定を受けた韓国人患者の男性は、韓国内の病室で感染者を見舞った後、症状が表れて診察を受けたにもかかわらず、保健当局は特別な措置を取らず、11日間普通に生活し、出国したことが明らかになった。
聯合ニュースによると、この男性は、感染患者の病室を訪問した3日後、発熱などの症状が発生して22日と25日に病院の救急治療室で治療を受けたが、医療スタッフにも申告しなかった。この男性は、医療スタッフの引き止めにもかかわらず、26日、香港を経由して中国・広州に出張した。
韓国政府はようやく、この男性と同じ飛行機に搭乗した乗客や乗務員、医療スタッフ、職場の同僚、空港職員らを隔離する措置に乗り出した。国会保健福祉委員会所属の与党セヌリ党キム・ミョンオン議員は28日、MBCラジオで「今回のMERS拡散を招いたのは、初動対応が問題だったということ」として「保健当局と医療機関の対応が不十分だった」と批判した。
韓国の強毒性ウイルス感染急拡大 当局対応に批判
2015/06/01
中東を中心に流行する強い毒性の「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」が、韓国で男性(68)に初めて感染したことが確認され、29日までに妻や医師ら計9人に感染拡大した。このほか中国出張中の男性会社員(44)も感染した疑いがあることが判明した。出国を阻止できなかった当局や病院の対応に批判が高まっている。
韓国での感染者数は中東以外の国で最多となった。文亨杓保健福祉相は29日「アリ一匹も見逃さない姿勢で徹底対応する」と強調した。政府によると、アジアで感染者が出たのはマレーシア、フィリピンに次いで3カ国目。最初に感染した男性は4~5月にサウジアラビアなど中東の数カ国を訪れた。ソウルや近郊の病院で治療し、看病した家族や医師らに広がった。
中国出張中の会社員は、この男性と同じ病室にいて感染した患者の息子だが、保健当局は調査しなかった。
(産経ニュース)
デング熱:過去最多ペース…海外感染で発症80人に
2015/05/27
蚊が媒介する感染症・デング熱に海外で感染して日本で発症した患者報告数が10日現在で今年80人に上り、1999年の調査開始以降、過去最多のペースになっている。昨年は国内感染例が約70年ぶりに確認され、国内患者数は計162人に上った。東南アジアではデング熱の流行が続いており、海外からウイルスが持ち込まれるケースが増えるほど国内感染の危険は高まる。専門家は「蚊の発生時期を迎え、警戒が必要だ」と呼びかけている。
◇「どこでも流行の可能性」
昨年、感染源となった代々木公園を所管する東京都は4月、代々木公園のほか上野公園、日比谷公園など人の集まる9公園で蚊の採取を始めた。デングウイルスの保有の有無を調べ、陽性の蚊が見つかればホームページなどで公表する。側溝などの水をすくって幼虫の発生状況も調べ、成虫になるのを防ぐ薬剤も散布する。
7月には医療機関向けの研修も行う予定で、今年度のデング熱対策費はワクチン開発と併せて2億1000万円に上る。
ただ、デング熱の感染源が昨年と同じ都内になるとは限らない。ウイルスが卵を介して親から子に受け継がれ、翌年の流行につながった例はなく、今年も国内感染があるとするなら、海外から新たに持ち込まれるウイルスが感染源になるからだ。
国立感染症研究所昆虫医科学部の小林睦生・名誉所員は「ウイルスを媒介するヒトスジシマカは、年平均気温が11度以上の秋田・岩手両県以南に高い密度で生息しており、どこで流行してもおかしくない」と指摘する。
「実は見落としてきただけで、これまでも小規模の国内流行は起きていた」とみる専門家もいる。
国立国際医療研究センターの忽那(くつな)賢志・国際感染症センター医師によると、昨年国内で感染した患者の1人から、代々木公園にいた蚊とは異なる遺伝子型のウイルスが見つかっていたという。2013年にも、日本を旅行したドイツ人女性が帰国後にデング熱を発症している。忽那医師は「直近2年間だけで3回もデングウイルスの国内感染が起きていたことになる。早く感染者を見つけ、流行を広げないことが重要だ」と話す。
ヒトスジシマカは、カリブ海諸国や中南米で大流行しているチクングニア熱や、昨年もタイなどから国内に持ち込まれたジカ熱も媒介する。海外を行き来する日本人のほかに、訪日外国人数が急増する中、これらの国内感染のリスクも高まっている。
今後の対策として、小林名誉所員は「不特定多数が出入りする公園などで蚊が発生しにくい環境を管理者が作り、もし感染者が見つかった場合は、その場所で殺虫剤をまくなど徹底した拡大防止を図ることが大切」と強調。忽那医師は、個人でできることとして「肌に塗る防虫剤を適正に使うなどして、蚊に刺されないようにしてほしい」と訴える。
◇デング熱◇
デングウイルスの感染者の血を吸った蚊がウイルスを持つようになり、その蚊に刺されることで人に感染する。3〜7日の潜伏期間の後、突然の発熱、激しい頭痛、関節や筋肉の痛み、発疹などの症状が出る。2〜7日で解熱するが、まれに重症化して死亡することもある。ウイルスには四つの遺伝子型があり、一度感染した型には免疫ができるが、別の型に感染すると1回目の感染よりも重症化の危険が高くなる。ワクチンや治療薬はない。
【毎日新聞】
中東呼吸器症候群ウイルス、韓国で3例見つかる―中国メディア
2015/05/27
韓国衛生当局関係者は21日、20日に中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染者が確認されたのに続き、21日には2人の感染例が見つかったことを明らかにした。ただ、ウイルスが韓国国内で大規模感染を起こす可能性は極めて低いという。中国・三晋都市報道が23日報じた。
韓国疾病コントロールセンターの主任は21日の記者会見で、4月中旬に中東のバーレーン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦を旅行して今月4日に帰国した68歳の男性が、20日にMERSウイルスに感染していることが確認され、63歳の妻、同じ病室にいた76歳の男性も翌日に感染が判明したと説明した。
21日に感染が確認された2人はいずれも発熱の症状が出たものの、すでに回復に向かっており、呼吸困難も改善しているという。
MERSは2012年9月に初めてサウジアラビアで発見された。SARSと同じコロナウイルスに属し、感染者は激しい呼吸器系症候群や急性腎機能低下を引き起こす。延世大学附属病院の専門家によると、潜伏期間は2~14日で、死亡率は40%。現時点では特効薬やワクチンは発見されていない。
一方、同センターは「死亡率は高いが、他の伝染病に比べると伝染力は強くない。大量の直接的な接触がなければ発病することはない」としており、現状では韓国国内で大規模感染が発生する可能性は極めて低く、市民が心配する必要はないとしている。
感染者確認後、同センターでは警戒レベルを1段階高め、すべての主要港にMERSの隔離エリア・検査スポットを設置する。同センターの関係者は、現在1人目の感染者と密接に接触した家族や治療スタッフなど64人を隔離観察していると明らかにした。
韓国政府・衛生部によると、今月16日現在で23カ国で1142例のMERS症例が報告されており、うち465人が死亡している。症例の97.8%が中東で確認されている。
【FOCUS-ASIA】
WHO、緊急対応へ120億円基金 エボラ教訓に改革
2015/05/27
エボラ出血熱、国内7例目となる疑い例
2015/05/18
厚生労働省は5月18日、福岡県内において、エボラ出血熱感染の疑いがある患者が確認されたと発表した。患者は福岡県の医療機関に入院しており、エボラ出血熱の感染を確認するため、患者の検体は国立感染症研究所に向けて搬送された。夕刻にも結果が判明する見込み。疑い例で検査が行われるのは、国内で7例目となる。これまでの6例は全て陰性だった。
【日経メディカル】
米国鳥インフル猛威 3州で非常事態宣言 殺処分2164万羽 防疫措置を強化
2015/05/11
米国で高病原性鳥インフルエンザが猛威を振るっている。アイオア、ミネソタ、ウィスコンシン州では各州政府が非常事態を宣言し、防疫措置を強化。しかし、4日にはアイオア州とミネソタ州で280万羽の採卵鶏農場などで新たに擬似家畜が発見され、予断を許さない状況だ。夏場にかけて感染は減る見通しだが、秋口の再発を指摘する見方もある。
【日本農業新聞】