NEWS新着情報

山口・宇部で鳥インフル 公園で発見の野鳥から検出

2011/02/08

山口県宇部市は7日、ハクチョウやペリカンなど約400羽を飼育している常盤公園で6日に見つかった死んだ野鳥から、鳥インフルエンザのA型ウイルスが検出された、と発表した。防疫対策本部を開いて対応を協議する。

市によると、6日朝に園内で衰弱したキンクロハジロを発見し、死亡後に山口市の中部家畜保健衛生所に運び、遺伝子検査したところ、A型が判明。強毒性のH7型については陰性と確認したが、H5型については判定不能で、鳥取大学に送り、確定検査をする。

【朝日新聞】

宮崎 ウイルス検出11例目に

2011/02/07

宮崎県の養鶏場で鳥インフルエンザの感染が相次いでいる問題で、新たに宮崎市の養鶏場で鳥インフルエンザのウイルスが検出されました。宮崎県内の養鶏場では、この冬11例目の発生です。

宮崎県によりますと、鳥インフルエンザのウイルスが検出されたのは、およそ3万3000羽を飼育している宮崎市高岡町にある養鶏場です。6日までに、およそ140羽のニワトリが死んでいるのが見つかったため、宮崎県が詳しい検査をした結果、3羽から、H5型の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。これで、宮崎県内の養鶏場での鳥インフルエンザの発生は、この冬11例目で、宮崎市高岡町では1日に続いて2例目の発生となります。宮崎県は、7日、この養鶏場で飼育されているおよそ3万3000羽すべてを処分するとともに、この養鶏場から半径10キロ以内でニワトリなどの移動を禁止することにしています。宮崎県内では、これまでにあわせて90万羽余りのニワトリを処分していますが、感染の拡大が続いています。

【NHK】

野鳥の感染 延岡で確認 5例目の養鶏場近く

2011/02/07

宮崎県は5日、鳥インフルエンザ感染で県内5例目となった延岡市北川町の養鶏場近くで死んでいたオシドリ1羽から、詳細(遺伝子)検査で高病原性ウイルス「H5型」を検出したと発表した。県内で野鳥の感染疑いは2例目。鳥インフルの感染拡大をめぐっては、野鳥がウイルスを媒介しているとの指摘もあり、県は週明けにも、この養鶏場の感染とオシドリの関連性を調べる。環境省にも周辺での野鳥のふん便調査を要請した。

 県自然環境課によると、オシドリの死骸は1日、養鶏場から約50メートル東の川べりで見つかった。同日の簡易検査では陰性だったが、あらためて詳細に検査したところ、感染が判明した。調査は日本野鳥の会と合同で、オシドリの生息環境や行動半径などを調べる。

【西日本新聞】

宮崎鳥インフル、感染確認10例に

2011/02/17

宮崎県は5日、同県都農(つの)町と門川町の養鶏農場の鶏が、簡易検査でそれぞれ鳥インフルエンザ陽性になったと発表した。6日未明までに遺伝子検査でともに高病原性鳥インフルエンザの感染が確認された。今冬の養鶏農場での発生は県内9、10例目、国内では13、14例目。

 県は5日夜、都農町の約9万6千羽の殺処分を開始。門川町の約3万羽も6日朝から殺処分する。殺処分数が10万羽を超えることに備え、河野俊嗣知事は5日、3日に撤収していた自衛隊に再び災害派遣を要請した。

 県によると、都農町の農場で飼育するブロイラー(肉用若鶏)が4日に35羽、5日に約150羽死んでいるのが見つかり、簡易検査した4羽すべてで陽性反応が出た。門川町の農場でも4日に33羽、5日に200羽が死に、簡易検査した7羽すべてが陽性となった。

 都農町では1月28日にも感染を確認。当該養鶏農場から半径10キロ圏内にあるため閉鎖された、同県日向市の鶏の食肉処理場2カ所は3日に再開したが、再び停止する。

 一方、県は5日未明に感染が確認された同県高千穂町の養鶏農場と関連農場の鶏計約5万7千羽を殺処分、埋却を終えた。

【日本経済新聞】

長崎で鳥インフル2例目 オシドリ1羽が高病原性

2011/02/07

長崎県は5日、長崎市宮崎町の川原大池で4日に野鳥のオシドリ3羽が死んでいるのが見つかり、鳥インフルエンザの遺伝子検査でうち1羽から高病原性ウイルスを検出したと発表した。簡易検査はいずれも陰性だった。国立環境研究所で検体を詳細検査しており、強毒性かどうかは未確定。

川原大池では、1月31日にも死んだオシドリが回収され、4日に実施した遺伝子検査で1羽について高病原性の鳥インフルエンザウイルスを検出。県内では今回が2例目となる。

県によると、川原大池から半径10キロ圏の監視区域内にある2養鶏場については、立ち入り検査で異常は見つかっていないという。

【47NEWS】

鳥インフル:宮崎県内で8例目 高千穂の鶏6万羽殺処分へ

2011/02/07

宮崎県は4日、同県高千穂町でブロイラー(肉用鶏)約4万羽を飼育する農場で死んだ鶏が見つかり、鳥インフルエンザの簡易検査をした10羽すべてで陽性反応が出たと発表。その後の遺伝子検査で6羽のうち5羽から高病原性の「H5型」ウイルスが確認された。南に約2キロ離れた同町内に関連農場があり、この農場のブロイラー約1万7000羽と合わせて計5万7000羽を殺処分する。養鶏場での発生は今冬、国内12例目、県内で8例目。

県によると4日午後0時半ごろ、農場から延岡家畜保健衛生所に連絡があった。3日に34羽、4日に60羽が死んだという。県は農場を隔離し、新たに発生農場から半径10キロを移動制限区域に指定する。一部が大分県豊後大野市にまたがるが、農場がないため区域の指定はしない。

【毎日新聞】

ハヤブサ感染の疑い【宮崎県西都市】

2011/02/04

宮崎県は2日夜、西都市でハヤブサ1羽が死んでいるのが見つかり、鳥インフルエンザの簡易検査で陽性だったと発表した。野鳥の感染疑いが判明したのは県内初。詳細検査で感染を確認する。

 県によると、ハヤブサの死骸は、野鳥の水場となっている調整池から約500メートル離れたポンプ施設で見つかった。県は、ハヤブサが感染した野鳥を捕食した可能性があるとみている。

 一方、発生農場を中心に設定された鶏などの移動制限区域(半径10キロ)内で操業を停止した食肉処理場6カ所のうち、日向市の2カ所が3日再開。運搬には指定消毒ポイントを通るなどの条件をつけた国と県の例外措置。農林水産省は、県内6例目(高鍋町)のウイルスは強毒性の「H5N1型」と発表した。

【西日本新聞】

エジプトで鳥インフルエンザへの感染者

2011/02/04

エジプトの保健省は7歳の男の子が鳥インフルエンザに感染したと発表した。男児は1月20日に発病し、入院。症状は安定している。感染は家きんからの接触感染とされる。
エジプトでの鳥インフルエンザ感染者は122人で、死者は40人になる。

【WHO】

高齢者施設でインフル集団感染、2人死亡

2011/02/04

茨城県城里町の高齢者介護施設「しまナーシングホーム常北」の運営会社は3日、入所者25人がインフルエンザに集団感染した疑いがあり、うち2人が死亡したと発表した。

死亡したのは男性(76)と女性(64)で、1月31日から2月1日にかけ発熱などを訴え、医療機関を受診し、タミフルを服用するなどしたが、2日に死亡した。2人は気管支ぜんそくや狭心症などの持病があった。入所者と職員はほぼ全員が予防接種を受けていたが、1月26日に入所者1人が感染したため、隔離や消毒、面会制限などの対策を取っていたという。

【読売新聞】

鳥インフル、大分で養鶏感染

2011/02/03

大分県は2日、採卵用の鶏を飼育する大分市宮尾の養鶏農場で鶏38羽が死に、遺伝子検査で高病原性鳥インフルエンザの感染を確認したと発表した。今冬、養鶏場での感染が確認されたのは計5県で11例となった。県は同日深夜、同農場の鶏約8100羽の殺処分を始めた。農林水産省は松木謙公政務官を同市に派遣することを決めた。

 県によると、2日午後2時20分ごろ、農場が大分家畜保健衛生所に報告。死んだ鶏6羽を含む計11羽の簡易検査で一部が陽性となったため遺伝子検査した。県は殺処分や鶏舎の消毒などを3日昼までに終える予定。農場から半径10キロは鶏や卵の移動制限区域とし、11農場の約32万羽が対象となる。

【日本経済新聞】

鳥インフルエンザ:仁淀川の野鳥「強毒型」確認 警戒レベル「3」県が強化 /高知

2011/02/03

仁淀川町で弱って飛べない野生のオシドリが見つかり、簡易検査で陽性反応が出た問題で、遺伝子検査の結果、強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が確認された。31日夜、県が緊急会見を開き、発表した。100羽以上を飼う県内全養鶏場約100カ所への立ち入り検査では、家きんへの感染は確認されていない。

 県によると、鳥取大に依頼していた遺伝子検査の結果は31日午後7時15分、環境省を通じて連絡があった。野鳥の感染は全国で7例目。

 連絡を受け、県はオシドリが見つかった町民運動場(同町藤ノ野)の半径10キロ圏内の警戒レベルを「3」に引き上げた。感染リスクが高い野鳥種として指定されている33種以外の鳥の場合、従来の「2」では10羽以上固まって死んでいるケースが簡易検査の対象だったが、「3」では3羽以上で対象となる。また、発生地周辺の野鳥の感染状況を把握するため、環境省の職員が近日中に現地に入り、ふん便調査を行う。

 県民が県へ寄せた野鳥の不審死などの情報は、先月27~31日で計156件。33種に指定されたマガモなどの野鳥を中心に35件で簡易検査が行われ、全て陰性だった。県は「鳥インフルエンザウイルスは濃厚な接触などを除き、通常は人には感染しない。鳥の排泄物に触れた後は手洗いとうがいをすれば過度に心配する必要はない」と、冷静な対応を求めている。

【毎日新聞】

養鶏場の鶏、簡易検査で陽性…大分県初

2011/02/02

高病原性鳥インフルエンザ問題で、農林水産省と大分県は2日、大分市の養鶏場で感染している疑いがあると発表した。

 簡易検査で陽性反応を示した。感染が確認されれば、この冬の家畜では、大分県で初めて。全国で11例目となる。

 同省などによると、同日午後、食用の卵を出荷する採卵用の養鶏場から「鶏が前日の2倍以上死んでいる」と同県に通報があった。県で死んだ鶏を含む11羽を簡易検査したところ、8羽で陽性反応が出た。

 遺伝子検査で感染が確認されれば、同県はこの養鶏場で飼う約8100羽を殺処分するとともに、半径10キロ圏内の鶏や卵の移動を禁止する。同圏内には、11戸の養鶏場があり、約32万羽が飼育されているという。

 昨年11月以降、島根、宮崎、鹿児島、愛知県の計10養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されている。

【読売新聞】

米子のユリカモメ、キンクロハジロから強毒性確認

2011/02/02

環境省は1日、鳥取県米子市で見つかったユリカモメ1羽とキンクロハジロ1羽から、強毒性の高病原性鳥インフルエンザウイルス「H5N1型」を確認したと発表した。2羽とも簡易検査では陰性だったが、確定検査で陽性反応が出た。

また、北海道浜中町で見つかったオオハクチョウ1羽からも強毒性の「H5N1型」を確認した。浜中町での強毒性の確認は5羽目。

【産経新聞】

宮崎市で再び感染=鳥インフル県内7例目

2011/02/02

宮崎県は1日、宮崎市高岡町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザに感染した疑いのある鶏が見つかり、遺伝子検査で陽性を確認したと発表した。今冬の感染確認は同市で2例目、県内7例目。全国の養鶏場では10例目となった。

県によると、同市高岡町でブロイラー約19万羽を飼育する農場から1日に「死ぬ鶏の数が増えている」との報告があった。県が検査したところ、簡易検査、遺伝子検査ともに7羽中6羽に陽性反応が出た。感染が確認されたため、全ての鶏を殺処分し、この農場を中心に半径10キロの家禽類などの移動を制限する。

【時事通信】

モスクワなど3都市の全小学校を閉鎖、インフルエンザ流行で

2011/02/02

ロシアで、子どもを中心としたインフルエンザの流行を受けて、モスクワ含む3都市が市内の全小学校を1週間閉鎖する。

露紙コムソモリスカヤ・プラウダは、モスクワ市教育当局者の話として、同市の1~8年制の学級を31日に閉鎖し、1週間後まで再開しない予定だと伝えた。幼稚園や9~11年生の学級の閉鎖は行われない。

モスクワでは、市民9万2000人がインフルエンザ感染または呼吸器感染症に苦しんでおり、そのうち子どもは5万2000人に上るという。市健康当局主任がインタファクス通信に語った。

28日に学級閉鎖を推奨した市保健当局者は、「きょうの時点で、すでに生徒の半数が欠席しているクラスもある」と述べていた。

モスクワの他、ロシア極東北部ヤクーツクとウラル地方のチェリャビンスクの小学校も閉鎖される。

【AFP】

オシドリが鳥インフル陽性…長崎

2011/02/01

長崎県は31日、長崎市内の池で死んでいたカモ類のオシドリから、簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。鳥取大に検体を送り、強毒性か否か確認を急いでいる。

県によると、このオシドリは29日、同市宮崎町の川原大池で死んでいるのが見つかった。近くで別のオシドリの死骸も見つかったが、陰性だったという。

県は、池から半径10キロ圏内の養鶏場とウズラ農場の計2か所に立ち入り調査を実施したが、いずれも異常はなかった。

【読売新聞】

新たに1羽から強毒性鳥インフル=福島のキンクロハジロ

2011/02/01

環境省は31日、福島県郡山市の浄水場で23日に見つかった渡り鳥のキンクロハジロの死骸1羽から、新たにH5N1型の強毒性の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。これにより同県で強毒性のウイルス感染が判明したキンクロハジロは5羽となった。
一方、同省が21、22日に福島県などと連携して発見場所周辺で実施したふん便調査では、強毒性の高病原性鳥インフルエンザウイルスは検出されなかった。

【時事通信】

野鳥がインフル陽性=島根県

2011/02/01

島根県は31日、松江市内の宍道湖で回収したキンクロハジロ1羽の死骸を国立環境研究所が遺伝子検査した結果、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。県の検査では陰性だった。
ウイルスが強毒性かどうかを検査するため、同研究所は鳥取大学に検体を発送した。県内では、14日に宍道湖で回収した別のキンクロハジロの死骸から強毒性のH5N1型鳥インフルウイルスが検出されている。

【時事通信】

鳥インフル拡大 野鳥対策、ルールなし

2011/01/31

高病原性鳥インフルエンザが全国で拡大している。家畜伝染病予防法で防疫措置や補償が定められている養鶏場とは違い、野鳥や動物園の飼育動物は発生時の対 応が整備されておらず、“自主判断”を迫られている。現場からは早期のルール作りを求める声が上がっている。(油原聡子)

 「特別天然記念物のツルといえども野鳥なので、自発的な取り組みをするしかなかった」。国内最大のツルの越冬地、鹿児島県出水市。国の特別天然記念物に 指定されているナベヅルへの感染に関し、渋谷俊彦・出水市長は25日、環境省や農水省などを訪れ、天然記念物など特定の野鳥に鳥インフルエンザが発生した 場合の法整備を求めた。

 養鶏場で鳥インフルエンザが発生した場合は、家畜伝染病予防法で殺処分や移動制限区域の設定など防疫措置が定められている。しかし、家禽(かきん)以外の飼育動物や野鳥は同法の対象外。発生後の対応は、自主判断に任せられている。

 ◆わかれる所管

 出水市も、26日に養鶏場で鳥インフルエンザが確認されるまでは、ツル観察センターの休館や交通規制は自主的に実施した。渋谷市長は「市民に任意でお願いする形だった」と話す。

 地元にとって各地から人を呼ぶツルの感染は、地元観光産業にも影響しているという。

 発生後の対応も難しい。感染ルートについて専門家からは「北方の営巣地から渡り鳥がウイルスを運んだ」という指摘が上がる。だが野鳥対策として環境省が しているのは、監視強化と感染状況把握のための糞便(ふんべん)調査が中心。消毒の徹底や防鳥ネットで防ぐしかなく、日本野鳥の会の金井裕主席研究員は 「野鳥に移動制限をかけるわけにはいかないし…」と告白する。

 まとまった対策が打てない一因に、野鳥は環境省、天然記念物は文部科学省、家禽は農林水産省と役所の所管がわかれていることが挙げられている。

 ◆法整備求める声

 特別天然記念物のタンチョウやニホンコウノトリなど多数の希少な鳥類を飼育する上野動物園も、発生後の対応は決まっていない。天然記念物は文科省だが、 ワシントン条約に関係する動物は環境省が所管する。園の担当者は「動物によって所管官庁も希少具合も違うから対応を一律に決められない」と話す。

 動物園は文科省が所管する博物館法の一形態だが、「動物取扱業」の登録をしていれば環境省の所管になる。動物園関係者は「ちゃんと所管してくれるところがどこにもなく、動物園はグレーゾーンだ」と嘆く。

 日本動物園水族館協会では「希少な動物が感染したときの社会的責任は動物園だけで担えるものではない。社会全体で考える必要がある」(山本茂行会長)と、国に法的な整備を求めている。

【産経新聞】

鳥インフル、宮崎で6例目…4万1千羽殺処分へ

2011/01/31

宮崎県は31日未明、鳥インフルエンザの簡易検査で陽性反応が出た高鍋町内の養鶏場の鶏について、遺伝子検査(PCR検査)の結果、高病原性ウイルス(H5型)が検出されたと発表した。

家畜の感染はこの冬、全国で9例目、同県では6例目。

県は鳥インフルエンザに感染したと見なし、養鶏場が飼育する約4万1000羽を31日に殺処分する。

県によると、5羽の遺伝子検査を行い、1羽でウイルスが検出された。検体を動物衛生研究所(茨城県つくば市)に送り、強毒性か否かなどを調べる。

【読売新聞】